現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

美川憲一『生きる』

2014-07-19 15:12:21 | 虚無僧日記
<美川憲一の「生きる」>

日本のシャンソンの祭典「パリ祭」(名古屋場所)で、
美川憲一が歌った『生きる­』。

「ドラマチック・シャンソン」と言うのだそうだ。


原題は、「MA DERNIERE VOLONTE」。意味は「私の遺言」。
作詩は「シルヴィアン・ルベル」。作曲は「アリス・ドナ」と
聞いても、シャンソン音痴の私には判らない。
日本語の訳詩は「矢田部道一」。

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好きなように生きた この私だから
死の訪れなど 怖くはなかった
やり残した事も 沢山あるけれど
やる事はやった 人の倍くらい
生きる 生きる 今になって私は
生きることの 貴さを知った

気がつくと仲間が一人 又一人
帰らぬ旅へと 赴いて行った
天国も地獄も 私は信じない
だけど確実に 死は迫っている

生きる 生きる 今になって私は
生きることの 貴さを知った

生きている間 悔いのないように
私の仕事も 整理しておこう
ろうそくの炎が 燃え尽きるように
私の迎えも もうすぐ来るから
生きる 生きる 今になって私は
生きることの 貴さを知った

ビーブル ビーブル 生きている間
ビーブル ビーブル 悔いのないように

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「好きなように生きた この私だから
死の訪れなど 怖くはなかった
やり残した事も 沢山あるけれど
やる事はやった 人の倍くらい」

まさに私の今の心境。でも、若い人も感銘するという。


「ろうそくの炎が 燃え尽きるように
 私の迎えも もうすぐ来るから」という歌詞だけど
決して“暗くならないで”ネ。「生きる、生きる」
「悔いのないように生きよう」という歌ですから。

と美川憲一の前フリ。

「大相撲」と「シャンソン」はしご

2014-07-19 14:59:00 | 虚無僧日記
7/18(金)は朝から大忙し。午前中は「真如苑」で
清掃のご奉仕。午後からは中村保健所でボランティア演奏。

その後、大相撲「名古屋場所」と、県芸術文化センター・
大ホールでの「シャンソン」。両方とも「招待券」を
いただいての はしご。

「県体育館」での「名古屋場所」は 初めて観た。
以前「千代田生命」の広報部に居た頃、大相撲の
呼び出しに広告を出していた。あの頃は、すごい
ブームで、升席がプレミヤ価格15万円。それでも
取引先から「券が手に はいらないか」と頼まれた
ものだった。

その後、八百長事件だのヤクザとの関連が問題視され、
名古屋場所が中止になったこともありましたっけ。

その後の不人気から 少しは盛り返したか、客の入りは
8割ほど。升席には、粋な着物姿の芸者さんや スナックの
ママさんを連れた旦那衆。今時、こんな “お大尽”が
おられるのかと、私は客席ばかりに目が行く。

知っている力士が出ると、掛け声を出してみた。
周囲の人が私に注目。こんな大声を出せる機会は無い。
20日の「詩吟のコンクール」に備えて、たっぷり
「発声練習」をさせてもらった。こんな臨場感は
テレビでは味わえない。


6時からは「パリ祭・シャンソンの祭典」。
「美川憲一」「戸川昌子」「前田美波里」「菅原洋一」
ほか20名ほどの豪華メンバー。「うつみ宮土理」も
シャンソンを歌うとは知らなかった。

なんとチケットは16,000円。どういう人が観に
くるのかと、客層に関心が向く。大方70代以上か。

「戸川昌子」も御年80歳とか。往年のスターたちも
もう相当なお歳のはず。ま、すごい。

「城山八幡宮」の祭礼

2014-07-19 13:22:00 | 虚無僧日記
名古屋市千種区の「城山八幡」は、かつて織田信秀が築いた
「末森城」があった。父信秀の後を継いだ「織田信行」の
居城だったが、「信行」は兄の「織田信長」謀殺され、
その後 廃城となった。作家の「城山三郎」は、この近くに
住んだので「ペンネーム」とした。

その「城山」で お祭り(茅の輪くぐりと盆踊り)が
あるというので、虚無僧姿で行ってみた。小中学生が
2300人ほども集まっている。浴衣を着ている女の子も
多い。

神社の境内では「神社神道以外の宗教活動禁止」の
張り紙があり、中では尺八は吹けない。階段下の
一の鳥居の外で尺八を吹く。

このへんは、一戸建ての邸宅が多く、生活レベルが
高い。子供たちは 品のよいお坊ちゃま、お嬢さん。
母親たちも 顔立ちも着ている服装からして違う。

「虚無僧」や「尺八」を知っている子も多かった。
聞くと「学校で習った」と。「明暗」を「みょうあん」と
読んだ子もいた。

赤ちゃんを抱っこした若い夫婦が、二組も、私の前に
来て「お願いします」と。神社では「無病息災」を
祈っての神事で、赤ちゃんのおでこに赤い印を
つけてもらってきている。

いままで、大音量で吹いていたが、スヤスヤ気持ちよく
寝ている赤ちゃんを起こしてはいけない。そっと、
静かに気持ちよい音色で吹かせていただいた。

こんな体験は初めて。明に応じては明、暗に応じては
暗。融通無碍の虚無僧でなければと、心して吹く。

二組の若い夫婦からは 過分に ご報謝をいただいた。

夏の夜の風物詩

2014-07-19 12:53:02 | 虚無僧日記
今年は「冷夏」という予報だったのに、連日猛暑。
電気代を抑えるため、クーラーはやめた。昼日中は、
外に出ていた方がよい。

虚無僧9日目の 7/15 は、夜8時になって、ようやく
涼風が吹いてきた。お一人様。

10日目の 7/16 は、夜10時を過ぎても蒸し暑かった。
10時半になって、ようやくお一人様

つまり、昼日中は、ほとんどダメで、夜8時以降に
なってようやく、ぼちぼち足を止めていただける。

虚無僧が夜出歩くのはあまり感心しないが、ゼロでは
帰れない。100円でも入れていただけたら、ようやく
帰ることにしてるので、こんな遅くなる。

毎年、夜の虚無僧は“名古屋の夏の風物詩”ですな。

以前の写真ですが、こちらをご覧ください。