現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

7/11 虚無僧5日目

2014-07-12 05:20:58 | 虚無僧日記
若い女性は皆目ダメ、虚無僧なんかには、お金も目も
くれない。なんてスネてたら、

「すみません、ちょっとお尋ねしますが」と、すごい美人。
道でも聞かれるのかと、胸をときめかせ ドキドキ。

「あのォ、大河内淳矢君のお師匠さんですか?」と。
意外な展開に、私もしどろもどろ。
「あ、はいはい」

「先日の西尾でのコンサート行きました。お師匠さんも
ステキでした。ほんとに(虚無僧)されているんですね」と。

心で(淳矢君ありがとう)。彼のコンサートには
若い女性がいっぱい。1,200人もの人が見てくれ、聞いて
くれた。あの時「虚無僧尺八の牧原一路氏の音に魅せられて
尺八を始めた」という司会者のコメントを 覚えていて
くださり、声をかけてくれたのかと思うと、うれしい。

その後も、10代の若い女性が「あのォ、これは何を
されているのですか」と聞いてきた。「最近の若い者は、
何事にも無関心」と思うが、こうして関心をもって
聞いてくれるだけでもうれしい。

お布施はサッパリだが、こうして声をかけてもらえる
だけでルンルンになる。

もう虚無僧を知る人は65歳以上の世代になった。
若い人は、全く知らない。今虚無僧をやっておかないと、
虚無僧の文化が完全に消滅してしまう。

さて、これから京都に行ってきます。また 土産話に
ご期待ください。

7/9 九の市 虚無僧にもショバ代?

2014-07-12 05:20:49 | 虚無僧日記
9のつく日、9、19、29日は、地下鉄の中村公園駅から
豊国神社に向かう参道に市がたつ。それで「九の市」。
女忍者の「くの一」ではない。

江戸時代は「豊臣秀吉」を祀ることはできなかった。
京都の「豊国神社」も破却されていた。明治になって、
徳川幕府が滅び、名古屋市中村は「秀吉」の生地ということで
村人たちが金を出し合い、土地を提供して、豊国神社と
大鳥居、そして800mもの参道を造った。

その後、名古屋市に寄贈されたため、豊国神社周辺は
中村公園となっている。

昨年だったか、「市の公園のような公共地に“神社”が
あるのは政教分離の憲法に違反する」という判決が出た。
せっかく村人たちが自費で建て、市に寄贈したのに、
憲法違反で取り壊せとは、おかしな話。

さて、豊国神社の参道で、9の日に立つ「九の市」。
そこで、虚無僧で しばらく吹いていたら、来ました。

「やめてくんないか、ここは、みんなショバ代払って
やってんだから」と。

この近くには、有名な「○○会」がある。やはり
ヤ~さんが、ショバ代を取って 取り仕切ってるの
だろうか。今は「暴対法」とやらで、厳しく取り締ま
られているはずだが・・・。

「市道」になっているはずの参道でも、虚無僧にも
ショバ代とるのかいな。