8/ 15 終戦記念日に

この時期、“ 反戦 ”を訴える ＴＶ番組が目白押し。
今晩は、ＮＨＫ『十五歳の志願兵』。

旧制愛知一中の全校生徒700人が、特攻隊に志願した。
教師の提案に、誰一人拒否できなかった状況を描く。

愛知一中は現在の旭丘高校。東大医学部進学率No.１を
誇るエリート校だ。

今朝、護国神社でのラジオ体操の後、皆で喫茶店に
行った。ラジオ体操のリーダー役の大○さん。実は
「当時、愛知一中の４年生だった。全員が特攻に志願
したということで、親たちは動揺した。止めたくとも、
大っぴらには言えない。親同士で大変な騒ぎになって
いた」という。

そして大○氏他４人が「陸軍幼年学校」に入隊。入学式
には母親も同伴し、母親には「特攻の候補生だ」と知ら
された。

それに先立つ３月１９日の名古屋空襲では、家を焼かれた。
自分の母親は、側に落ちた爆弾が不発弾で助かったが、
南へ逃げたお隣りの息子は爆弾で吹き飛ばされた。

などなど、生々しい体験に、一堂耳を傾けた。


ＮＨＫ名古屋は、昨年１２月８日？には「最後の戦犯」
を制作。墜落した米軍機から脱出した米兵を、上官の
命令で殺した兵隊の顛末をドラマにしたもの。

「朝起会」のＨさんは、米軍捕虜が村人に袋叩きにされて
殺されるのを目撃していたという。名古屋は狭い。
こうした生き証人が身近に存在する。今まで黙して語ら
なかった人たちが、一斉に口を開きだした。しかし、
多くの若者は聞こうともしない。我々団塊の世代は、
生の声に耳を傾ける最後の世代か。

今日は、名古屋駅頭で、戦争犠牲者の慰霊の尺八を
奏でよう。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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