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三田市波豆川の民話 二題

2008-03-22 16:12:45 | 旧有馬郡の民話
  大坂峠の地蔵さん「泣き地蔵」

 ある村に夜泣きする子がいて、母親を大変困らせていた。
姑さんに子育てが下手だと言われ、母親は情けなくなり、子供を抱いて外に出た。
お地蔵さんにすがる気持ちでお願いすると、不思議な事に子供の泣き声が止まった。 それから、このお地蔵さんを「夜泣き地蔵」と呼び、お参りをして笑い出すと、「笑い地蔵」と呼ぶ様になった。


 大坂峠の地蔵さん「水のみ地蔵」

 昔、峠の山に古狸とめぎつねがいた。 二匹は、お地蔵さんにある清水を飲みに来て、お供え物に気が付き食べてしまった。 
 数日後、この二匹がお供え物目当てにやって来て、鉢合わせ。 言い争っていると、猿が来て、「化け比べをして勝負をしてはどうか。」と仲裁に入った。 勝負している間に、猿は全部食べて逃げてしまった。 二匹はだまされたと気付き、しかたなく清水を飲んで空腹をおさえた。

 
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