去年1月17日から連載していました阪神・淡路大震災 私の体験記を再び「その後の体験談」を続けたいと思います。
「その1」から「その8」までを読みたい方はブログの左に「カテゴリ」があります。 そこの「阪神・淡路大震災 私の体験談」をクリックして下さい。
去年8話で話が止まったのは、大変お世話になっている神戸市の方々の批判めいた話が出そうになったので躊躇しました。
その後、中国で四川大地震が発生し数万人の人々が亡くなり、その時の国や地方の役所の対応が機能し難かったり逆に妨げになる事がありました。
私たちも同じような事を体験しましたので、何かの参考になればと思います。
震災から10日後、共同展示場、「オートプラッツ神戸」に出店していた当社を含めて8社に対し地主の川崎重工業も了解しているのでこの場所を「大阪ガスや水道局の緊急基地に使用したい。」と幹事会社の神戸新聞社をとおして要請がありました。
至急、返事が欲しいとの事で緊急会議を開催しました。
実は一月下旬から2月にかけて「車が潰れて」その需要も多く、(三田のH店はいまだにその販売台数が過去の最高記録になっています。)
「すぐに販売を始めるべき」の意見もありましたが、43号線は不通で、2号線も緊急車両しか通行できない状態で商売するより「復興」を優先すべきとの結論になりました。
それから車を皆で搬出しなければなりませんが、家が倒壊し道をふさいだりして、一方通行を逆送したりし「パズル」の道を進む様な事で、途中初めて見る光景に涙ぐむ女性社員もいましたがなんとか3日がかりで車20台を会社に持って帰りました。
しかし緊急時の車両置き場がありません。
当社の裏のカーコンビニ倶楽部工房と JA兵庫六甲の駐車場が当時処分地として空き地になっていたので、管理している神戸市区画整理事業有野事務所に事情を説明してしばらくの間、車を駐車させてもらえないかお願いに行きますと「そのような事情なら使って下さい。」とすぐに快く許可が出るものと思っていたら、「私の単独では返事が出来かねるので上司に伺いをたてますがこのような状態なので回答が遅れます。」との返事で結局、数日後「ロイヤルモータースさんだけ例外を認める訳にはいけません。」との回答でした。 理由は何か権利が発生するとか訳の判らない理由でした。
こちらも道に車を置いておく訳にもいかず隣のK様の保留地をお借りし急場をしのげて大変助かりました。
でもこのような緊急をようする時、「マニュアルに無い出来事が起こる場合」末端の役所の人々が自分で判断できず、
何でも上司に相談し、上司は「前例がない」と却下します。
何百年に一度起こるかわからない震災に、何が重要でどのような判断をしたらベストなのか判らずパニックっている役所を見て情けなかったです。
ここでお断りしておきますが、普段は沈着冷静で私たちにもいろいろ親切にして頂き、難しいけれども素晴らしい区画事業をして頂いて感服しています。
それだけに緊急時の対応を個人として判断する度胸がこうゆう場合必要ではないでしょうか?
「その1」から「その8」までを読みたい方はブログの左に「カテゴリ」があります。 そこの「阪神・淡路大震災 私の体験談」をクリックして下さい。
去年8話で話が止まったのは、大変お世話になっている神戸市の方々の批判めいた話が出そうになったので躊躇しました。
その後、中国で四川大地震が発生し数万人の人々が亡くなり、その時の国や地方の役所の対応が機能し難かったり逆に妨げになる事がありました。
私たちも同じような事を体験しましたので、何かの参考になればと思います。
震災から10日後、共同展示場、「オートプラッツ神戸」に出店していた当社を含めて8社に対し地主の川崎重工業も了解しているのでこの場所を「大阪ガスや水道局の緊急基地に使用したい。」と幹事会社の神戸新聞社をとおして要請がありました。
至急、返事が欲しいとの事で緊急会議を開催しました。
実は一月下旬から2月にかけて「車が潰れて」その需要も多く、(三田のH店はいまだにその販売台数が過去の最高記録になっています。)
「すぐに販売を始めるべき」の意見もありましたが、43号線は不通で、2号線も緊急車両しか通行できない状態で商売するより「復興」を優先すべきとの結論になりました。
それから車を皆で搬出しなければなりませんが、家が倒壊し道をふさいだりして、一方通行を逆送したりし「パズル」の道を進む様な事で、途中初めて見る光景に涙ぐむ女性社員もいましたがなんとか3日がかりで車20台を会社に持って帰りました。
しかし緊急時の車両置き場がありません。
当社の裏のカーコンビニ倶楽部工房と JA兵庫六甲の駐車場が当時処分地として空き地になっていたので、管理している神戸市区画整理事業有野事務所に事情を説明してしばらくの間、車を駐車させてもらえないかお願いに行きますと「そのような事情なら使って下さい。」とすぐに快く許可が出るものと思っていたら、「私の単独では返事が出来かねるので上司に伺いをたてますがこのような状態なので回答が遅れます。」との返事で結局、数日後「ロイヤルモータースさんだけ例外を認める訳にはいけません。」との回答でした。 理由は何か権利が発生するとか訳の判らない理由でした。
こちらも道に車を置いておく訳にもいかず隣のK様の保留地をお借りし急場をしのげて大変助かりました。
でもこのような緊急をようする時、「マニュアルに無い出来事が起こる場合」末端の役所の人々が自分で判断できず、
何でも上司に相談し、上司は「前例がない」と却下します。
何百年に一度起こるかわからない震災に、何が重要でどのような判断をしたらベストなのか判らずパニックっている役所を見て情けなかったです。
ここでお断りしておきますが、普段は沈着冷静で私たちにもいろいろ親切にして頂き、難しいけれども素晴らしい区画事業をして頂いて感服しています。
それだけに緊急時の対応を個人として判断する度胸がこうゆう場合必要ではないでしょうか?