武勇伝に事欠かない警察官たち

2009-11-29 17:16:34 | Weblog

 最近の警察官は武勇伝が多く、目を見張るばかりである。巨悪犯罪捜査に関わる武勇伝に事欠かないことの反映としてある盗撮、ワイセツ行為、飲酒運転等々の武勇伝の数々なのだろうか。

 11月18日午後9時55分頃、千葉東署地域課巡査長苅田大蔵容疑者(37)が千葉県船橋市内のマンション4階に住む女性巡査(28)方ベランダに侵入する武勇伝をご披露に及んだが、帰宅した女性巡査がベランダの人影に気づき、近くの交番に通報。苅田容疑者は駆けつけた署員に勇ましくも雄々しく催涙スプレーようの物を噴射して逃走、その武勇伝にも関わらず約60メートル離れた路上で敢無く取り押えられ、住居侵入と公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕された。

 苅田容疑者は女性巡査が面識はないにも関わらず、「以前から好意を抱いていて、女性のことが知りたかった」ことから警察官らしくベランダに侵入の武勇伝に及んだと供述。(asahi.com記事から)

 この事件前日の11月17日、神奈川県警刑事部機動捜査隊の巡査部長篠浦直人(34)が午前0時20分頃の真夜中に自宅近くの農業の男性(60)宅に「警察署の者だが」などと名乗って強引に入ろうとして制止した三男の大学生(18)を殴って鼻の骨を折る武勇伝を展開。だが、巡査部長篠浦直人は泥酔状態だったため、武勇伝も空しく敢無く家人に取り押さえられ、折角の武勇伝もそこで頓挫。通報を受けた警察官に現行犯逮捕されている。(asahi.com記事から)

 この事件の前々日の11月15日午後6時45分頃、高松北署地域課弦打(つるうち)駐在所(高松市鶴市町)勤務の巡査部長、白川一夫(58)が公用のオートバイを運転中、高松市春日町の国道11号脇の歩道で同市の病院臨時職員の女性(54)の乗る自転車と接触。転倒して膝の骨を折った女性を警察官からしたら当然の行為なのか、救護せずに立ち去る堂々の武勇伝を披露。武勇伝であるにも関わらず、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕されている。

 白川某はガソリンスタンドで給油後、国道に出ようと歩道を横切ろうとして自転車に接触。当時私服勤務中で、警察官と分からないだろうと思ったのか、女性に「大したけがではない」などと責任逃れから希望的観測を述べ、駐在所に戻っていたという。(asahi.com記事から)

 逮捕するよりも、武勇伝として表彰の対象となる事件だと思うが、事業仕分けの世相柄、表彰するとなると報奨金で余分に予算がかかるから、取り止めたのかもしれない。

 警視庁南大沢署の巡査長(36)が9月30日夜に東京都小金井市のJR武蔵小金井駅階段で高校2年の女子生徒(17)の後ろからカメラ付き携帯電話をスカート内に差入れ動画撮影する勇気ある武勇伝に及んだが、逆に気づいた女子生徒とその友人らに取り押さえられる武勇伝に出くわし、通報を受けた小金井署が逮捕。

 取調べに「家庭内のストレスを発散するため、昨年10月ごろから月に1、2回やった」武勇伝だと自供したという。

 9月30日の武勇伝なのに、なぜか1カ月半後の11月16日に警視庁は減給処分を発表、巡査長は退職金を頂戴できる温情に与って依願退職。

 警視庁は9月に電車内の痴漢撲滅キャンペーンを実施していて、その後も対策を強化していたが、10月にも対策側の築地署巡査部長が地下鉄内で対策・保護を受ける側の女性のスカートの中を隠し撮りした武勇伝があり、逮捕・書類送検していて、同庁は「誠に遺憾。職員に対する指導教養を一層徹底したい」とコメントしたということだが、先ずは「職員に対する指導教養を一層徹底」することから痴漢撲滅キャンペーンを始めなければならないことを痛感したということなのだろう。(47NEWS記事から)

 このことが徹底されたなら、警察官の痴漢武勇伝にお目にかかれなくなって淋しい限りとなる。

 このほかに痴漢、盗撮、未成年と知りながらの買春、暴行、飲酒運転、誤認逮捕等々、警察官の頼もしい限りの武勇伝を挙げたらキリがない。警察官武勇伝ベストテンをつくったら、バラエティ番組顔負け、且つ正々堂々の面白いベストテンを披露できると思うのだが、どんなものだろうか。



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