飯島勲豚野郎は拉致被害者家族をバカにしている

2013-08-24 09:13:57 | Weblog

 

 昨日のブログに関して、次のような謝罪を途中で記載したが、目に触れていない読者の存在を考えて、改めて記載します。 

 【謝罪】政府が計画方針の硫黄島の滑走路の移設をこのブログ記事に、「NHK NEWS WEB」を根拠に〈公共工事が一つ増えるのだから、結構なことだと思う。

 だが、遺骨収集範囲拡大になぜ滑走路の移設が必要なのだろうか。自衛隊輸送機で輸送トラックを運び込んで、トラックで走り回れば済むことではないだろうか。

 硫黄島の戦闘中は日米の戦車が走り回っていたのである。輸送トラック利用では公共工事が一つ減るということなのだろうか。〉と書いたが、「MSN産経」記事によると、滑走路下には多くの遺骨が埋まっている見られていて、遺族らが滑走路を移設、遺骨収容を長年要望してきたということからの、移設だということを知った。

 謝罪し、参考のために、二つの記事全文を掲載することにします。

 《安倍首相“硫黄島遺骨収集で滑走路移設を”》NHK NEWS WEB/2013年8月22日 17時52分)

 〈安倍総理大臣は、太平洋戦争末期に激戦地となった硫黄島で戦没者の遺骨の収集を進めるためには、島にある自衛隊基地の滑走路を移設する必要があるとして、来年度から移設に向けた調査などを進める考えを示しました。
太平洋戦争末期に激戦地となった小笠原諸島の硫黄島では、今も、およそ1万2000人の戦没者の遺骨が見つかっておらず、政府は、今年度までの3年間を「集中実施期間」と定め遺骨の収集を進めています。

こうしたなか、自民党や民主党、日本維新の会など超党派の国会議員で作る「硫黄島問題懇話会」の会長を務める自民党の逢沢一郎衆議院議員と幹事長を務める新藤総務大臣は、22日、安倍総理大臣と会談し、島にある自衛隊基地の滑走路を移設して遺骨を収集する範囲をさらに広げるよう要請しました。

これに対し、安倍総理大臣は「基本的に滑走路の移設は必要であり、具体的な計画に入るべきだ」と述べ、来年度から移設に向けた調査や計画の策定を進める考えを示しました。

会談のあと、議員連盟の逢沢会長は、記者団に対し「ご遺族に強い思いがあるなか、総理の決断で、滑走路の移設に向けて大きな一歩を踏み出すことができた」と述べました。〉――

 《首相が硫黄島の滑走路移設に意欲 戦没者遺骨収容で》MSN産経/2013.8.22 16:37)

 〈安倍晋三首相は22日、太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)の自衛隊基地の滑走路下にある戦没者遺骨収容に向け、滑走路の移設に着手する考えを示した。官邸で面会した自民党の逢沢一郎衆院議員らに対し「滑走路の移設は必要だ。計画に入ろう」と述べた。逢沢氏が記者団に明らかにした。

 滑走路下には多くの遺骨が埋まっているとされ、遺族らが収容を長年要望してきた。

 逢沢氏が会長を務める「硫黄島問題懇話会」は滑走路の速やかな移設を政府に求める決議を首相に手渡した。

 硫黄島では日本兵約2万2千人が戦死したが、遺骨収容は約1万柱にとどまっている。〉――

 滑走路がどのくらいの広さか分からないが、陸上総戦力兵士20933名に対して戦死者19900名、約1万2000体の遺骨が見つかっていないということは、60%の未発見率、硫黄島全体の面積に対して滑走路面積が60%も占めているとは思えないが、とついつい計算してしまう。

 遺族としたら、滑走路下から一体でもという気持なのだろう。 (2013-08-23 09:47:59)

 この箇所を記載した後、「毎日jp」記事で、滑走路下に地下壕とみられる空洞が見つかっていると書いていることに気いた。調べたところ、現在の自衛隊基地は米軍が使用していた滑走路や隊舎等の諸施設を返還後に引継いだもので、米軍が地下壕上に滑走路をそのまま建設したということなのかもしれない。 

 敢えて「豚野郎」という言葉を使った。豚野郎そのものだからである。

 飯島勲が5月14日(2013年)に北朝鮮を秘密裏に訪問、5月18日午後帰国後の言動を批判するブログを書いてきたが、その言動が拉致被害家族をバカにする発言であることが判明する記事に出会った。

 まさに豚野郎である。

 《飯島参与 パレスチナに拉致問題の協力要請》NHK NEWS WEB/2013年8月22日 6時44分)

 パレスチナを訪問していた飯島勲は8月21日にアッバス・パレスチナ暫定自治政府議長と会談。記事は飯島勲の話として次のように伝えている。

 先ず、来月上旬北朝鮮を訪問するパレスチナの高官に拉致問題の解決に向けて日本側の立場を伝えるよう協力を求めた。

 飯島勲北朝鮮が非核化に向けた措置を通じてアメリカとの関係改善に取り組まなければ日朝関係も進展しないという考えを伝えて、アメリカと北朝鮮の関係改善なしに日朝関係の改善はないと伝えてほしいと要望した。

 アッバス議長は、『日本と同じ熱意を持って、拉致問題の解決に向けて協力したい』と答えた」(下線部分、解説文を会話体に直した。)――

 要するに日本やアメリカ、韓国等は北朝鮮との間で懸案となっている核問題やミサイル開発と発射問題、拉致問題などは6カ国協議を枠組みとした包括的解決を基本方針としている関係上、拉致問題だけを抜き取って北朝鮮と直接交渉する訳にはいかないから、日朝関係の改善を望むなら、米朝関係改善に乗り出して欲しいというメーッセージを伝えて貰いたいと要請したということなのだろう。

 だが、このことは飯島勲が訪朝する前から理解していなければならなかったことだ。いわば飯島訪朝はアメリカや韓国との連携プレーでなければならなかったはずだが、そのことに反して事前には知らせてなかった単独プレーであったことから、アメリカ、韓国から不快感を伝えられた。

 例え拉致問題の解決だけを考えて、包括的解決といった守らなければならない約束事を頭に置かずに北朝鮮と交渉したとしても、アメリカ、韓国から不快感を伝えられた時点で包括的解決との関連で拉致問題の解決を図らなければならないことに気づいたはずだし、気づかなければならなかった。

 アメリカ、韓国が不快感を伝えたのは飯島訪朝中のことである。当然、帰国後の飯島発言は包括的解決と併行させた拉致解決を前提とした発言でなければならないことになる。

 と言うことは、米朝関係の進展への希求に応じた日朝関係進展の希求は最低でも帰国後、日々希求して、日々手を打っていなければならない課題であると同時に基本的には米朝当事国同士が解決しなければならない問題なのだから、訪朝から3カ月も経過したこの時点で、拉致問題交渉の進展が米朝関係の停滞が壁となって立ちはだかることになっているからと、解決に向けた北朝鮮向けの伝言を当時国でもないパレスチナに要請すること自体理解に苦しむ。

 また、拉致問題がさも解決するかのようなこれまでの発言と矛盾することになり、それらの発言が拉致被害者家族に期待と希望を抱かせたはずだから、この場に至っての発言との矛盾は拉致被害者家族をバカにしたことになり、まさに豚野郎の処置と言わざるを得ない。

 もし包括的解決の基本方針を失念した、拉致解決だけを考えた発言で、この場に及んで米朝関係の停滞が拉致解決の障害となっていることに気づいてアッバス議長に北朝鮮訪問のパレスチナ高官を介した米朝関係の進展を要請したということだとしても、拉致被害者家族に対する失礼に変わりはなく、やはり家族をバカにしたことになって、豚野郎の誹(そし)りは同じように受けなければならないはずだ。

 既にブログ記事に利用しているが、豚野郎であることを証明する飯島発言を時系列で取り上げて、纏めてみる。

 5月18日の訪朝帰国から4日後の5月22日の首相官邸での記者団に対する発言。

 飯島「もう私の任務は終わった。ある程度のやることはできましたから。

 (政府間の日朝協議再開について)常識的に考えると、夏の参議院選挙までには間に合わないでしょう。お互いにそれなりのスタートラインに立つには、複雑なパズル、検討、いろいろありますから」(NHK NEWS WEB

 日朝政府間協議再開は自らの努力によって開催される可能性が出てきたが、色々な準備がある都合上、「夏の参議院選挙までには間に合わない」が、参議院選以降に開催されるだろうと発言している。

 当然、包括的解決の基本方針に矛盾しない拉致解決を前提とした発言でなければならないが、万が一にも前提としない発言であったなら、その外交能力が疑われることになる。

 この翌日の5月23日の発言。

 飯島「事務的協議は全部終わった。あとは安倍晋三首相と菅義偉官房長官の判断だ。

 (今後、外務省ルートで交渉が進められる可能性が取り沙汰されていることについて)何で交渉する必要があるのか。あとは、お互いにどうやって考えてやっていくかというだけだ。(今後の)事務協議、何をしようとしているか、よく分からない」(MSN産経――

 事務的協議は自分の訪朝で全て片付いた。残された問題は最終的解決に向けて首脳同士がどのような手を打って、どう取引するか、「安倍晋三首相と菅義偉官房長官の判断」にかかっていると発言している。

  だから、外務省当局が事務協議を行おうとするのは理解できないということになる。 
 
 この発言を聞いて、兎に角訪朝して北朝鮮のナンバー2と会談した当事者なのだから、拉致解決に期待しない拉致被害者家族は存在しただろうか。

 上記発言から1カ月以上経った7月5日夜、飯島勲は訪朝後初めてBSフジのテレビ番組に出演している。

 飯島勲「近い時期には横並び一線で全部解決する。動き出すのは遅くとも参院選の後。(9月下旬の)国連総会の前までには完全に見えてくる。

 訪朝に先立ち、拉致被害者の即時帰国、真相究明、実行犯の引き渡しを要求すると事前に伝えていた。

 (金永南最高人民会議常任委員長が会談に応じたことについて、拉致問題を)一気に解決する意志がある」(下線は解説文を会話体に直した)(時事ドットコム

 「近い時期」――「遅くとも参院選の後。(9月下旬の)国連総会の前までには」「横並び一線で全部解決する」と請け合った。

 この解決が包括的解決と併行させた解決であろうと、併行させない、拉致問題単独の解決であろうと、日本国民に向けて、特に拉致被害者家族に向けて請け合った事実は消すことはできない。

 いわば後になって、包括的解決の基本方針を失念していましたとは決して言えない、解決を実現させなければならない言葉の責任を負ったことになる。

 BSフジのテレビ番組出演から9日後の7月14日、日本テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」に出演して発言している。

 ざこば「行こうと思ったキッカケは向こうから来てくれと言ったのか」

 飯島勲「いいえ、違いますよ」 

 ざこば「私から行きますよって言ったのですか」

 飯島勲「いいえ、違います。安倍内閣は12月26日誕生した。1億3千万の国民に対して、安倍総理は自分の内閣で拉致問題を解決するといった。

 ところが実態は、圧力、圧力、圧力、制裁。叩き潰せば解決みたいな気持しかなかった。なぜかって言ったら、10年間も閉ざされた扉、ミサイル、核、拉致ですから、そういう状態の中で行ったら、ただ圧力だけでは無理でしょうと。

 ですから、参与になってから、時期を狙っておりまして、総理の親書を持てないんで、労働党のナンバー2に会えるかどうか、私も心配したんですよ。

 えー、ですから、行く前にあるテレビ局で(自分は)飛んでもない発言をしているんです。それでもあるかどうかっていう精神的な心理の確認、あるテレビ局で言った。

 12月26日、安倍内閣の誕生日。北朝鮮で金正男暗殺未遂事件が起きました。そしてその26、27日にピョンヤンのダウンタウンで軍と軍の激しい銃撃戦が起きた。故にピョンヤンにある5箇所の金正恩の住居、これを、住居を戦車、それぞれの住居を数10台ずつで警備に当たった。

 多分精神的に金正恩は今、大変な時期に来ている。ここまで発言したら、普通殺されていいくらいの内容なんです。ここまで言って、ナンバー2に会うということはどういうことか。10年間閉ざされた扉を如何にして開かせるか。

 そのために事務協議とか外交、普通の無理なんですよ。トップ同士で本当にきちっと答えを出さなければならない状態を作り上げた。

 そうでしょう。私がナンバー2だったら。アメリカのケリー長官クラスがやらなければ、ダメだし、そんな下でね、チマチマやったことは無理ですよ」――

 あるテレビ局で安倍内閣の発足日に北朝鮮で金正男暗殺未遂事件が起きたとか、発足当日と翌日の26、27日にピョンヤンのダウンタウンで軍と軍の激しい銃撃戦が起きたとか、そのためにピョンヤンにある5箇所の金正恩の住居住居を戦車数10台ずつで警備に当たったとか、精神的に金正恩は今、大変な時期に来ているとか、普通殺されていいくらいの内容の発言した。それでも北朝鮮のナンバー2は会ってくれた。そして、「トップ同士で本当にきちっと答えを出さなければならない状態を作り上げた」と自信満々に発言している。

 7月14日の日本テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」から2週間後の7月28日の日曜日午後の長野県辰野町の講演での発言。

 飯島勲「圧力をかければ解決するという考えはとんでもない。対話が必要だ。

 私(の訪朝)が第1幕。1、2カ月の間に必ず第2幕の反応が出てくる」(時事ドットコム)――

 ところが8月21日になってパレスチナを訪問、会談したアッバス議長に、「北朝鮮が非核化に向けた措置を通じてアメリカとの関係改善に取り組まなければ日朝関係も進展しない」と、拉致問題の交渉進展が米朝関係の停滞が壁となって立ちはだかることとなっていることの事態打開をパレスチナが北朝鮮と外交関係があることを理由に要請したことは、以上見てきたように、これまでの自身の発言の全てを覆すパラドックスとなるはずだ。

 その発言が包括的解決を前提にしていようとしていなかろうとである。前提としていた発言であったなら、今更アッバス議長に頼み込む必要性を生じさせない、拉致解決進展を約束した発言でなければならなかったはずだし、前提としない発言であったなら、前提としないままに拉致解決進展を約束した発言ということになって、頭が足りなかっただけの話となる。

 大体が北朝鮮の核問題・ミサイル問題は北朝鮮の態度とアメリカの態度との駆引きであって、第三国のパレスチナが影響力を果たし得る事柄ではない。単なるメッセンジャーボーイで終わる可能性が高い。

 にも関わらず、アッバス議長に要請した。北朝鮮の拉致問題に関して日本が置かれている状況を弁えていないことになって、弁えていないこと自体が拉致被害者家族をバカにする態度となる。

 まさしく飯島勲は豚野郎である。

 このブタ野郎を内閣官房参与に任命した安倍晋三の認識程度、人物を見る目を疑うばかりである。

 参考までに。

 2013年7月25日記事――《安倍晋三は飯島訪朝で拉致解決に向けて6カ国協議枠組みのハードルをどうリクアするのか - 『ニッポン情報解読』by手代木恕之》


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安倍晋三は硫黄島遺骨収集5年... | トップ | フランスの商工会議所「日本... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
self-defence (noga)
2013-08-24 13:27:41
もし、自分の国が必要であるならば、自分の国は自分自身で守れ。
虎の威を借る狐* になるな。 狐の根性が汚い。

力は正義である。(Might is right).
もしも、自分に正義が必要であるならば、自分自身の力を示すこともまた必要なことである。

仏法の守護神は、仁王である。国家の守護神は、自国の軍隊である。
第七艦隊は、友愛の海の守護神となるか。
主護神を置かずして、法を説く者はむなしい。得意な歌詠みも、ごまめの歯ぎしりとなろう。

自分の死に場所を探す兵士ばかりでは、戦に勝てない。戦場に屍をさらせば、敵の戦果の山となる。
犬死をたたえる技術は存在するのか。
目先の問題にのみ対処する兵卒は優秀、参謀は愚鈍。
お上の理不尽な要求に従って、耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、南の島に雪が降る。

序列メンタリィティを日本語脳から除去することは難しい。
階称 (言葉づかい) は、日本人のリーズン (理性・理由・適当) をむしばむアヘンのようなものになっている。

現在の地球は、英米の世の中である。各国の主張にはリーズンが求められる。
理性判断 (rational judgment) のできない国民は、世界の中にあっても、世界に属さず。
だから、日本人は国際社会において指導性を発揮することが難しい。

*(他人の権勢をかさに着ていばる小人のたとえ。)






返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事