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《10月10日(金) 小宮山泰子国会対策委員長、野党7党共同「危険ドラッグ禁止法案」衆院提出》
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安倍晋三と同根の右翼国家主義大臣高市早苗が10月月17日から20日までの靖国神社秋の例大祭に参拝する意向を明らかにしたとマスコミが伝えている。
閣議後記者会見。
記者「秋の例大祭には靖国神社に参拝するか」
高市早苗「毎年、春も夏も秋も、そしてまた折りに触れ、1人の日本人として、ご英霊に感謝と尊崇の念を捧げてきた。『みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会』とは、ご一緒できないと思うが、時間の合うタイミングで参拝をさせていただきたい」(NHK NEWS WEB/2014年10月14日 12時11分)
「ご英霊に感謝と尊崇の念を捧げてきた」・・・・・
何てたって大日本帝国という偉大な国家に命を捧げたのだから、そのような死の奉仕に感謝と尊崇の念が自ずと湧き上がるのは大日本帝国に国家の理想を見る傾倒者としたら止み難い自然の感情と言うものだろう。
いわば靖国神社は参拝に於ける感謝と尊崇の儀式を通して大日本帝国と対面できる、あるいは大日本帝国を体感できる舞台であり、その舞台に身を置いて遥か日本の歴史の彼方を眺めやることに意味を見い出しているということであろう。
但し与党公明党の山口代表が民放のラジオ番組で、その参拝に反対の考えを示したと、別の記事だが、これまた「NHK NEWS WEB」記事が伝えている。
山口代表「安倍総理大臣は来月のAPEC=アジア太平洋経済協力会議にあわせて日中首脳会談を行いたい意向で、政党や議員なども環境整備に向けて努力している。個人のいろいろな考えはあってもいいが、外交的な課題を引き出してしまうことは避けるべきだ」――
高市早苗が中国や韓国の反対・批判を承知していないはずはなく、承知していて敢えて参拝の意向を示したのは、大日本帝国に国家の理想を見る国家主義のベッドを共にしているクローン的近親性の関係にありながら、中国・韓国に対する外交上の理由で参拝しない意向を示している安倍晋三が春の例大祭や敗戦の日と同様に秋の例大祭という大事な時期に大日本帝国と対面できない、もしくは大日本帝国を体感できない空白を身代わりで埋める心づもりでいるからであろう。
いわば安倍晋三の代役を務めると同時に自身も参拝する二役を演じる。国家主義のベッドを共にしているクローン的伴侶として安倍晋三の姿を右脇に伴って共に頭を下げ、共に手を合わせ、共に「お国のために戦って尊い命を捧げた・・・」と顕彰して、共に大日本帝国との対面を念ずる、もしくは共に大日本帝国を体感することを念ずる。
満足、満足。きっと報告するに違いない。
「総理、総理の分も参拝してきました」
「そう、私はあなたと一緒に参拝してきた。参拝して、あなたと一緒に歴史を遥か彼方まで遡って体感したのだ。中国や韓国の奴らは、そんなことにまで気づくまい」
安倍晋三自らが直接参拝しなくても、参拝の実績とし、大日本帝国に国家の理想を見る国家主義を充足させる。
高市早苗が山口公明党代表やその他周囲の忠告を聞き入れて参拝を中止したとしても、誰かが身代わりの代役を務めて参拝し、共に参拝した実績とし、全てを体感する。
自らが靖国神社に足を運ばなくても、同じ国家主義者たちの参拝を通して大日本帝国に国家の理想を見る国家主義を満たすことができるというわけである。
それを止めることができないなら、高市早苗のみならず、安倍晋三にしても、春と秋の例大祭だ、8月15日だと言わずに1年365日、毎日のように参拝して、大日本帝国に国家の理想を見る自らの国家主義を思う存分に発揮して貰おうではないか。