○ソロバン教室・授業前
小学生の生徒たちが各自ソロバンの球
を弾いている。
その音が教室中に響いている。
○小沢一郎先生がドアを開けて入ってく
る。
生徒たちはソロバンを弾くのをやめ
る。
シンと静まり返る教室。
小沢一郎先生が教壇に歩み寄る。
教壇の大きなソロガンを立てかける。
○小沢一郎先生「昨日は練習してきたか
ね?」
生徒たち、口々に「イッパーイ」
「練習してきた」
小沢一郎先生「じゃあ、始めよう」
○小沢一郎先生「では、自民党政治『ご破算で願いまして』は――」
生徒たち、一斉にソロバンの玉を弾く。真剣な表情で素早く。教室中に球を弾
く音が響く。ほんの一頻りの後、その音は急激にやみ、教室は静まり返る。
○小沢一郎先生「答が出たかな?」
生徒たち一斉に「新しい日本へリセット」
小沢一郎先生「正解。間違えた生徒は?」と教室を見渡す。
生徒、誰も手を上げない。
小沢一郎先生「よろしい。これくらいの計算を間違えてはいかん」
生徒「先生、常識だよ」
小沢一郎先生「そう、常識中の常識」
生徒たち、笑いながら、「僕たち子どもの未来がかかっているんだから」
小沢一郎先生「そのとおり。では、次」
○小沢一郎先生「自民党政治『ご破算で願いまして』は――」
生徒たち、再び一斉にソロバンの玉を弾き、その音を教室中に響かせる。その音が鳴り止むと、
小沢一郎先生「答は?」
生徒たち、前よりも元気よく大きな声で「新しい日本へリセット」
小沢一郎先生「よろしい、正解だ」
○小沢一郎先生「自民党政治『ご破算で願いまして』は――」
生徒たち「新しい日本へリセット」
小沢一郎先生「自民党政治『ご破算で願いまして』は――」
生徒たち「新しい日本へリセット」
小沢一郎先生「自民党政治『ご破算で願いまして』は――」
生徒たち「新しい日本へリセット」
小沢一郎先生と生徒が一体となったソロバンの計算風景が続く。