覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ショルティとシカゴ響のブルックナー 交響曲第8番

2007年09月03日 | 音楽
・今日はまたまたショルティとシカゴ響のコンビでブルックナーの交響曲第8番を聴きました。編集してあるとは言っても、これライブ録音なんですよ! いやあ、ここでもシカゴのブラスのパワーは凄まじいです。楽々と余裕たっぷりに音が出ています。金管ばかりに耳が行きがちですが、木管や弦も上手いですよ。素晴らしいです。

・ショルティとシカゴの演奏はあいまいな所が一つもない実に明快なもの。上手いオーケストラって、やっぱり聴いていて気持ちがいいです。オーケストラを聴く醍醐味の一つがこのコンビの演奏にはあります。

・評論などでよく「精神性」という言葉が使われますが、それがどういうものなのか私にはよくわかりません。確かにそういう言葉を使いたくなる演奏もあります。私もよく「味わい深い」なんて言葉を使ったりしてますが、考えてみればこれもあいまいな言葉です。ショルティの演奏は「深みがない」と評されることがありますが、しかしこういう明快さというのもとても大切な事だと思います。日本人って、ことに芸術などの世界でそういう明快さを軽く見るようなところがあるように思います。落語の世界で、かつて三代目の三遊亭金馬が一部の評論家からそういう意味で軽く見られていたそうです。でも、あの人の明快で誰にでも分かりやすく聴きやすい落語は余人の真似できるものではありません。「居酒屋」「孝行糖」といった滑稽噺はもちろん、「薮入り」「唐茄子屋政談」「佃祭」などの人情噺も実に素晴らしい。歴史に残る名人の一人だと思います。

・書いているうちに何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってきました・・・。最近、仕事で頭の痛い事が度々起こっていて気分の沈む事が多いのですが、ショルティの音楽に何か励まされたような気になったものですから・・・。

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