・先日発売になった「ザルツブルク祝祭大劇場開場50周年記念盤」に収録されている2007年のライヴ録音。曲はハイドンのほかにベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31番、シューベルトの即興曲D.935-1、モーツァルトのピアノ・ソナタ第14番。これだけ王道のレパートリーでプログラムが組まれていることにまず感動してしまう。どの演奏も素晴らしいが一曲目のハイドンがとりわけ印象深い。ただ美しいだけじゃない良く考えられた音色だけでも見事だが、テンポとかさりげない間の取り方とか、まさに大家の至芸。テクニックも、とても当時76歳のピアニストのライヴ録音とは思えない完成度だ。
50 Years: Grosses Festspielhaus SalzburgDeutsche Grammophonこのアイテムの詳細を見る |
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