覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

カザルスとマールボロ祝祭管のシューマン 交響曲第2番

2008年12月01日 | 音楽
・前回の投稿から二ヶ月以上経ってしまいました。9月の末からは今までに経験した事のない忙しさで、それでも合間をみて音楽は聴いていたのですが、ブログの記事にする気力はありませんでした。師走に入りましたが、これまでよりはいくらか落ち着いてきたので、またポツポツ書いてみようかと思います。

・最近、国内盤が復刻されたカザルスとマールボロ祝祭管によるシューマンの交響曲第2番を聴きました。私はシューマンの交響曲ではこの2番が一番好きかもしれません。実際のコンサートで取り上げられる機会は少ないかもしれませんし、よく言われるように演奏が難しい曲なんだろうな、というのも聴いていて感じますが、印象に残る名演は意外にも多いような気がします。ウィーン・フィルを指揮したシノーポリとバーンスタインの演奏、セルとクリーヴランド管の演奏(ライヴ録音も凄かったです)、シューリヒトとパリ音楽院管の演奏、ひたすら美しいカラヤンとベルリン・フィルの演奏などなど・・・。

・今回のカザルスの録音もいいですね。情熱的だけれども力ずくのような荒さはなくて、この曲へのカザルスの思い入れがひしひしと伝わってくるような演奏でした。モーツァルトの交響曲の指揮でも感じましたが、とにかくスケールが大きいです。テンポもゆったりしていて、象が迫ってくるような迫力。一度聴くと忘れ難い印象を与える演奏です。

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