覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

ベームとウィーン・フィルのブルックナー交響曲第7番

2005年08月22日 | 音楽
・毎日暑い日が続いています。最近は何かと用事が多くてブログの更新も中々思うようにできません。音楽は聴いているのですが、それを文章にしようという気力がどうも・・・。

・今日はブルックナーの交響曲第7番をベーム指揮のウィーン・フィルの演奏で聴きました。といっても晩年にDGへ録音したものではなく、Altusレーベルから出た1953年のライヴ録音です。

・Altusのウィーン・フィル・シリーズ、最近はどうしたのでしょうか? 新譜の予告がありませんね。シューリヒトの一連のライヴや、珍しいヨッフムやクリュイタンスとの演奏など、興味深いタイトルが出たので今後も楽しみにしているのですが・・・。

・ベームって、ブルックナーの録音はそこそこあるのに、一般的にブルックナー指揮者のイメージはあまり無いように思うのですが、どうなんでしょう? 私も「ロマンティック」なんかはベームの録音で好きになったのですが、やはりベームと聞いてすぐにブルックナーは思い浮かべません。

・今回聴いた7番、晩年のものと演奏時間的にそれほど大きな違いはないように思いますが、やはり、より若い頃の演奏ということで覇気があるというか、気力の充実を感じます。時折指揮台を踏む足音も聞こえます。そして何より魅力的なのはウィーン・フィルの音色です。モノーラル録音ですが艶のある弦や管の音色ははっきり聴き取ることができます。速いテンポで颯爽と、しかしお世辞にも流麗とは言えない演奏なのですが、このウィーン・フィルの音色が加わることでそのあたりが実にうまくバランスが取れているように思います。この辺のバランスが名コンビならではというところでしょうか。
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