覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」

2006年07月11日 | 音楽
・職場のエアコンが未だに直りません。思っていたより重症のようで・・・。せめて今月中に直ってくれるといいのですが。

・さて、今日はカラヤンとフィルハーモニア管弦楽団の演奏でベートーヴェンの「英雄」を聴きました。カラヤンの初めてのベートーヴェン交響曲全集からの演奏です。映像版も入れるとカラヤンには何種類のベートーヴェン交響曲全集があるのかわかりませんが、恐らく今後この記録を破る人はいないでしょうね。

・この演奏を聴いていると、カラヤンの最初の全集がこのオーケストラとの共演で良かったと思います。テンポなどは後年のものと大きな違いはないと思いますが、この演奏から感じる颯爽とした感じはこの時のカラヤンとこのオーケストラでなくては出せなかったものだと思います。いや、後年の録音でも颯爽とはしているのですが、ちょっと違うんですよね。とにかく指揮者もオーケストラも若さに満ちているんです。それが魅力。仮にこれがベルリン・フィルだったらもっと重厚で重心の低い演奏になっていたでしょう。でもこの時のカラヤンの表現にはフィルハーモニア管の明るい音色の方がマッチしているような気がするのです。第1楽章の終結部分でギアチェンジして加速するところなど見事に決まっていて実にカッコイイんですよ。葬送行進曲も熱い演奏。オーケストラも名手揃い、瑞々しい音色が本当に素晴らしいです。

・この曲に限らず、この全集全体に溢れる若さと勢いは、モノーラル録音というハンデなどまったく関係なく、何物にも変え難い輝きを演奏に与えていると思います。

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