夏が来る

鬼子母尊神祭がありました。

いつものようにお詣りは
ほんの少しの方だけです。

これをさみしいというのか、
それともいつも通りというのか、

悟りの境地に到達した私には、
欲も喜怒哀楽もありません。（嘘です。「母ちゃん」）

だから何の感情もありません。
やせ我慢だけどね。

法要の後、檀家さんと一緒に
来月の法要の日時を決めます。

お互いの都合の良い日。
少ない人数だと融通が利きます。

「7月〇日はどうですか？」
手帳を見ながら候補を挙げていきます。

「・・・いいですよ」

「じゃぁ、その日にちで。時間はいつも通りで・・・」

来月は7月です。完全に夏です。
もうそんなに月日が過ぎてしまった。

再来月は8月・・・。
悪魔のお盆経が始まる季節。

また、あのハラハラドキドキが始まるのか。
考えただけで胃が痛くなってきました。

楽しいことはなかなかなくて、
苦しいことはどうしてこんなに早くやってくるのだろう。

日本の夏。お盆の夏。
汗まみれの季節は、もうすぐそこにいました。