始まるよ

今日は7月31日。

6月の夏は、生まれたばかり。
7月の夏は、10代の青春

8月の夏は、大人の夏。
9月になれば、紅葉が始まる。

どこか物悲しさを感じます。

そしていよいよ、
お盆経が始まります。

お葬式がありませんように。
高速道路が通行止めになりませんように。

車が壊れませんように。
交通事故にあいませんように。

数えだすと心配だらけ。

ハラハラ・ドキドキ。
冷や汗の夏が始まります。

訃報

月忌回向のお手伝いで九州へ行きました。

高速道路のゲートをくぐった時
携帯電話が鳴りました。

電話を耳に当てると
実家の兄の声が聞こえてきました。

「今日、お伺いする〇〇さん。
　お父さんが亡くなったから行かなくていいよ」

今から枕経に行くという兄の言葉に、
愕然としました。

亡くなられたお父さんは、
私が子供のころからお世話になっている人です。

退職後、身体を壊して
ベッドの上で毎日を過ごしていました。

長様に先立たれてから
さみしさからか元気をなくしていました。

そして、今日・・・。

みんな、いなくなっていく。
どうしてこんなに哀しいのだろう。

毎月お会いするのを楽しみにしていたのに。

もう見ることのない面影が
なんだかとても切なく感じました。

母ちゃん、よろしく頼みますよ

お盆経の問い合わせが増えてきました。

7月10日に投かんした日程ハガキには
日にちと大まかな時間を書いています。

当日までに檀家さんの都合で
時間や日にちの変更rがあるので、

7月10日の時点では
大まかな時間しか書けません。

ここ数日、日にちの変更、
午前、午後、そして時間の指定。

などが連絡されてきます。

できるだけお待た出せしないように、
お盆経の順番を組み立てています。

月忌回向がある方は、
その辺の事情がお分かりなのですが、

一年に一度の方はなかなか伝わりません。

地域ごとにお伺いするので、

午前中に来て、と言われると、
他の方を午後にしなくてはいけません。

まして遠い地域の方から、
日にちの変更を言われると、

移動時間が大きくなり、
他の檀家さんをお待たせすることになります。

できる限りのご要望をお聞きしていますが、
どうしてもできないときがあります。

すみません。
ご希望の時間にどうしてもお伺いでしません。

頭を下げてお願いします。
言葉遣いにも気をつけて。

それぞれの事情の中、
皆さんが納得できるように。

猛暑の夏。

僕は、もうすぐ始まる
お盆経に心をはせる。

母ちゃんよろしく頼みますよ。

猛暑です

近所のお寺様に
鬼子母尊神祭のお手伝いに行きました。

いつもお世話になっているので
お中元も持っていきました。

もしかして僕がお手伝いに来ることが
負担になっているのかもしれない。

迷惑をかけている。
いつもそんな気持ちがあります。

だから心からのお礼の気持ちを込めて。

いつもすみません。
言葉に気持ちを込めて届けました。

帰りの車の中で家内が私に言いました。

「お年寄りってね、みんなお金を持っていないの。
　貯金なんかなくて、年金だけで生活しているの」

僕たちもそろそろ老後を考える年齢になりました。

家内の言葉に耳を傾けながら
少し不安になりました。

お金持ちはいないの？

「お金があっても痴ほうになったり
　身体が不自由になったら意味がないでしょう？」

子供次第。

子供が優しいか、そうでないかによって
境遇が全く違うそうです。

ゴンキチとナオキチはどうなんだろう。

「あなたは優しくないから悲惨かもね」

地獄の未来。
ちょっそ寒気がしました。

チョコアイス

お中元のシーズン。
もうそろそろ終わりを迎えようとしています。

毎年お世話になっている人たちに
あれこれ考えて品物を送っています。

正直言って、お中元とお歳暮は
貧乏寺にとってはつらい所があります。

でもどうにかそれも終わりました。
そう思った時、

思わぬ人からのお中元。
嬉しいけれど・・・。

お返しは何を送ろう。
母ちゃんがギフトコーナーへと走ります。

お財布空っぽ。
とほほ・・・。

日本人の心温まる習慣も
今の僕には重たく感じます。