僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

静かな時

2018年03月31日 | 日記
3月最後の、一日。
街は、行楽の人たちの姿であふれている。

春休み。
子供たちは、楽しそう。

昨日、実家のお寺の桜を見た。
久しぶりの、境内。

すっかり様子が変わっている。

石の階段だったところは、スロープに。

昼間でも、うっそうとした木々に包まれていた境内は、
一人で歩くと、怖かった。

昼間でも人気がなく、犯罪に出会いそうな雰囲気が満ち溢れていた。
それが、なんと明るい雰囲気になり、一人歩きも怖くない。

ソメイヨシノや枝垂桜。
満開の花は、すごく美しい。

参道を、女子中学生がひとり歩いている。
ゆっくりとした足取りで、桜を見上げている。

僕の隣には、子供たち。
すれ違う・・・。

この女子中学生とは、もう二度と会うことはない。
言葉も交わすことなく、すれ違う一瞬。

こんな風に人は、出会い、別れていく。
記憶に残らない、風景。

桜吹雪の下.
時は静かに流れていく。


映画 「去年の冬、きみと別れ」

2018年03月30日 | Wish
九州へ、月忌回向のお手伝いに行きました。

大学へ帰る、ナオキチも一緒です。
ついでに、ゴンキチも・・・。

家内の手術の時は、手伝ってくれた、ナオキチ。
お見舞いにも何度も行ってくれて、健気な一面を見せてくれました。

3時30分に在来線の駅に行くと、「もっと、遅く帰りたい」と、言い出しました。
仕方がないので、月忌回向の間、車に同乗。

そういえば、生まれてすぐに、こうして子供たちを後部座席の乗せて、
九州や山口の、月忌回向に行っていました。

チャイルドシートに乗せて、シートベルトをして。
最初は、棺桶のような入れ物に、横に寝かせて・・・。

「赤ちゃんを、こんなに長時間、車に乗せていいの?」
出会った人たちの、驚く顔。

でも当時、子供たちを連れて行かなければならない事情もありました。
訳は、誰にも言えなかったけれど。

やがて、チャイルドシートに変わり、
僕たちの行くところ、いつも君たちがいたよね。

こうしていると、あの頃を思い出す。

車の中には、童謡が流れ。
一緒に歌ったよね。

車窓からは、雪景色が見える。
雪化粧をした、桜並木。

またひとつ、僕たちは新しい年を迎える。


映画 「去年の冬、きみと別れ」を見ました。
もうすぐ、大学へ帰る、ゴンキチとの思い出作りのため。

ナオキチは「見ないよ」、だって。

ストーリーが二転三転して、面白かった。
ゴンキチも喜んでくれました。

よかったね。

アニメ 「宇宙より遠い場所」 最終話

2018年03月29日 | Anime

宇宙(そら)よりも遠い場所。
母は、この場所をそう言いました。

ここは、すべてがむき出しの場所で、時間も、生き物も、心も。
守ってくれるもの、隠れる場所がない地です。

私たちは、その中で恥ずかしいことも、隠したいことも、
全部さらけ出して、泣きながら裸で、まっすぐに自分自身に向き合いました。

一緒に、一つひとつ乗り越えてきました。

そして、わかった気がしました。
母がここを愛したのは、この景色と、この空と、この風と、
同じくらいに、みんなと一緒に乗り越えられる、その時間を愛したんだと。

何にも邪魔されず、仲間だけで乗り越えていくしかない、
この空間が大好きだったんだと。

私は、ここが大好きです。
             「宇宙より遠い場所」 最終話より


「宇宙より遠い場所」の最終話を見ました。

言葉にできない、気持ち。

感動した・・・。
そんな言葉では語りつくせない。

静かな、30分でした。

それぞれの道。
17才という、一瞬の輝き。

自分の道を見つけられなかった高校生たちが、
手探りしながら、確かな足取りで歩き出します。

もう二度と戻ってこない時間だからこそ、輝く。
まだ見ぬ未来が、そこにあるから歩き出せる。

夢や情熱。
10代のころ、あんなに大切にしていたのに。

歩くたびに、走るたびに、ポケットからこぼれ落ちて・・・。

やがて、ため息と失望でいっぱいになり、
僕は夢を見なくなったんだ。

毎日見る景色が色あせて、
明日が来るのが怖かった。

もう一度、あのときの輝きを。
もう一度、あの夢に向かって走りたい。

この3ヶ月の間、とても幸せだったよ。
ありがとう・・・。

◆ 参考文献 「宇宙より遠い場所」 最終話

ps

4月3日、深夜1時より。
BS11で、再放送があります。

今季アニメで、一番の作品だと思っています。
見てね。





「ロビンソン」

2018年03月28日 | Music
 新しい季節はなぜかせつない日々で
 河原の道を自転車で走る君を追いかけた
                   「ロビンソン」 スピッツ

ナオキチが、スマホで音楽を聴いていました。
何気なく聴いていると、懐かしい楽曲が流れてきました。

「スピッツ」や「X Japan」。

「こんな楽曲、どうして知っているの?
 僕が、20代の時の曲じゃない」

なぜか胸が熱くなりました。

そういえばゴンキチも、玉置浩二さんの楽曲を聴いていたっけ。

20代の時に聞いていた楽曲を、
時を隔て、子供たちが聴いている。

不思議な感じがしました。

今、パソコンから井上陽水さんの「危篤電報を受け取って」が流れています。
コンサートで聴いた曲。

音楽って、その時々の自分を思い出させてくれる。
目を潤ませて、耳を傾けていたり。

夜空の彼方。
彼女の家の方向に、思いをはせたり。


 誰も触われない二人だけの国 君の手を離さぬように
 大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る


ゴンキチが話している。
「私、挫折したらどうしよう」って。

いいんだよ。ゴンキチ。
何度挫折しても。

どうにかなるって。

僕を見てみなよ。
今まで何度挫折したことか。

それでも生きているんだから。


ps
貧乏暮らしだけどね・・・。


◆ 参考文献 「ロビンソン」 スピッツ 歌詞タイム







新しい季節

2018年03月27日 | Wish
満開の桜が咲いている

桜並木の下を走る車。
実家の月忌回向で訪れた九州は、もう春爛漫でした。

ポカポカ陽気に、汗ばむよう。
我慢できなくて、エアコンのボタンを押しました。

4月1日は、商店街の「桜まつり」です。
街角には、準備の人たちの姿が見えました。

月忌回向でお伺いした檀家さんも、桜まつりに参加します。

「友だちと、おでんの屋台を出すの」。
はり切る、奥様。

旦那さんは、やれやれという、顔をしています。

僕は、何も見ていませんよ。
ここは、知らん顔するに限ります。

それでも、「桜まつり」は、地域の方々にとっても、楽しいはず。

幼稚園の園児さんの、鼓笛隊。
ダンス。カラオケ・・・。

この日のために、練習してきた人たちの晴れ舞台。

両親、友だちが拍手をしている。
うれしいよね。

天気は、晴れの予想です。
その日は僕も、芝生に座り、桜の花を見上げましょうか。

ほのかな香りが漂う、並木道。
薄紅色に染まる、春の空。

新しい季節は、満開の時を迎えようとしています。