僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

スマホ デビュー

2017年04月30日 | 日記
携帯電話が、壊れてしまいました。
長年使っていた、ガラケーです。

すごく使いやすくて、愛着もありました。

でも、寿命を迎えてしまったようです。

次も、やっぱりガラケーだな。

携帯電話は、通話でしか使用しない、私。
ネットは、パソコンだし、メールを送る相手もいません。

文字を打つくらいなら、電話の方が早いっていうの。

でも、ドコモの「スマホ デビューですね」のCM に、すっかりはまってしまった家内が、スマホを買ってきました。

僕の目の前に、ドスンって大きな音を立てて置かれた、小さな箱。

 これ、なに?

 「スマホ・・・」

  誰が使うのさ?

 「・・・あなた」  

ごついケースに包まれた、スマホ。
この靑いケース・・・一昔前のお財布みたい。

これ・・・どうやって使うの?
こんな大きな電話機、作務衣のどこに入れろっていうの?

それに・・・電話のかけ方もわからない。

 「これをこうやって、次にこうして・・・わかった!」

  ・・・わかりません。

とたんに、キッと睨む、家内。

 「これをこうして・・・」

教え方も、いい加減になってきました。

案の定、街角で電話を掛ける羽目になり、すごく時間がかかってしまいました。

こんなもの、買ってこなくていいのに・・・。
あ~、ガラケーが懐かしい。


アピール

2017年04月29日 | 日記
あるお寺様の、法要のお手伝いに行きました。
この季節は、春の法要が続きます。

道路は、連休で込み合っています。
連休で込み合うって、ここが田舎だって証拠です。

ちょっと、複雑な気持ちです。

今日、お手伝いに行ったお寺の若上人は、音楽家でもあります。
トロンボーン奏者。

奥様は、短大でピアノを教えています。
山口と福岡で音楽活動をして、後身の指導もしています。

明日も、福岡で演奏会があるとのこと。

音楽家が、お坊さんをしているのか。
お坊さんが、音楽活動をしているのか。

ねぇ、どっちなの?

そんなことを考えながら、少し羨ましいと思いました。
お寺で演奏会もできるし、アピールができていいな~。

僕には・・・なにもありません・・・。

家に帰る途中、家内にそんな話をしました。

 「なに言ってるのよ。
  あなたは、アピールするものが、なにもないのに食べていけてるのよ。

  アピールするものが、なにもないって、自分を卑下するけど、
  世の中には、アピールするものがあるのに、食べていけない人もいるかもしれないわよ。

  考え方ひとつだって・・・。
  あなたは、めぐまれているのよ」

ほめているのか、けなしているのか、わからないけど、これでいいのかな・・・。

 「弱気になったら、ダメよ」

強気満々の家内は、今日もハンドルを握ります。

  

落ち着きなさい

2017年04月28日 | 日記
ご近所のお寺に、鬼子母尊神祭のお手伝いに行きました。

最近私は、法要のお手伝いで、あることが気になるようになりました。

それは、長居をしたら、ダメだということ。

そのため、法要終了後、私は素早く衣をたたんで、カバンに詰めて、できるだけ早く帰っています。
なぜ、そんな風に思うかというと、お寺様に迷惑をかけたくないからです。

忙しいときに、長居されると、困るでしょう・・・?
気になりだすと、不安は大きくなるばかり。

 「だから、あなた、いつも逃げるように帰って来るの?
  月忌回向の時も、ソワソワしているし・・・。

  それじゃ、かえって相手の方に失礼よ」

小走りで車に戻ってきた私を見て、家内があきれ顔をしました。

  ・・・だって、細かいことが気になる性格だから、仕方がないじゃないか。

シートバルトをしめて、安堵の息をつく、私。

自分でも、情けないってわかっているよ・・・。
なんとも言えない空気の満ちた車の中で、私は居心地の悪さを感じていました。

ps
アニメ 「ノブナカン」を見ています。

ありふれた、ストーリーの満ち溢れた、昨今。
こんなアニメも、新鮮ですよ。

深く考えないで、見てね。

母親の思い

2017年04月27日 | 日記
実家のお寺の月忌回向を、お手伝いに行きました。
最後に訪れたのは、久しぶりにお伺いする、お宅でした。

ここは、十数年前に、幼いお嬢さんを亡くされた、ご家庭です。
お母さんが目を離した間に、浴槽に落ちてしまいました。

悔やんでも、悔やみきれない・・・。
自分を責め続けて、毎日を過ごされてきたようです。

私がお伺いしても、お嬢さんのお話をすることはありませんでした。

私の姉も、娘を突然死で失っていました。
だから、いつも、お嬢さんのお位牌を前にしたとき、胸に痛みを感じていました。

そんなお母さんが、口を開きました。

 「先日、お母さんが留守の間に、幼い姉弟が火事でなくなる事件があったでしょう?
  私、あの子たちのことを思うと、悲しくて涙が止まらない」

私は、お茶を頂ながら、黙って聞いていました。
返す言葉が、見つかりませんでした。

目の前いる彼女の心に、どんな感情が渦巻いているのか。
彼女の瞳に、どんな光景が見えているのか。

そこには、呵責の念に包まれた母親の姿がありました。

この世界には、決して癒えない、悲しみがあります。

言葉の見つからない自分に、苛立ちを感じながら、私は家を後にしました。

嬉しい!

2017年04月26日 | 日記
 「五月の星降る街、よかったよ。
  今、感想を君に伝えようとしていたんだ」

受話器から聞こえてくる言葉に、私は胸が熱くなるのを感じました。

  もうそろそろ、お盆のお説教を、お願いしないといけないな。

雨の降りしきる、たそがれ時、私は小倉のお寺に連絡をしました。
ここのお上人様は、私の大先輩でもあり、恩人です。

口は悪いが、心根はやさしい。
無法松を思わせる、人物です。

早稲田大学出身で、熱烈なサユリスト。
日本ペンクラブ所属。

出版された本も、たくさんあります。

全国にその名をとどろかせている? 逸材です。

その方に、毎年お盆のお説教をお願いしていました。
そして、星降る街も読んでいただいていました。

電話がつながると、開口一番、よかったよ! の言葉。
思いがけない言葉に、嬉しくて、地に足がつかなくなりました。

  そ・・・そうですか。
  ありがとうございます。

私には、人には言えない苦しみがあります。
こう言うと、「そんなものは、誰にでもあるよ」って、返事が返ってきます。

そうと分かっていても、私は自分の抱く苦しみから逃れることができませんでした。

だから、柴田トヨさんの「くじけないで」を読んで、救われたと思いました。
その気持ちをしたためたのが、五月の星降る街です。

だからこそ、余計に嬉しかったのかもしれません。

今、お寺には、私一人。
もうすぐ家内が、仕事から帰ってきます。

この気持ちを、どうやって伝えようか・・・。
そんなことを考えながら、パソコンに向かっています。