6月30日

6月最後の日。
九州の実家で、お盆経の打ち合わせがありました。

毎年、6月の末日に、
お手伝いのお坊さんを含めた全員が、お寺にまります。

お寺それぞれに、やり方が異なります。
私の実家は、担当の地区が決まっています。

それは、基本的に毎年変わることはありません。

初盆は、住職が担当します。

だから、お伺いする方の変更があるのは、
そのお宅が、初盆や転居の場合だけです。

手渡された、名簿。
ひとつ、ひとつ、お名前を確認していきます。

毎月、お会いする方。
一年に、一度の方。

ひとり、ひとりのお顔が浮かんできます。
懐かしい・・・胸が熱くなる瞬間です。

その反対に、お名前のない方もあります。
亡くなられて、今年が初盆のお方です。

「おばあちゃん・・・」
口の中で、お名前を呼びました。

あたり前のことですが、
私たちは毎年、年を取ります。

そして、いつか人生の終わりがやってきます。

わかっているはずなのに、
いざ、そのことを実感すると悲しい気持ちになります。

毎年こうして、そのことを知る。
新しい名簿を見つめながら、私はさみしい気持ちになりました。

それでも、きちんと予定通りに、お伺いしないと・・・。
緊張感に包まれました。

お盆経は、8月です。
これから準備で忙しくなります。

新な気持ちで、頑張ろう。

「裏切りは僕の名前を知っている」

アニメ「裏切りは僕の名前を知っている」
を見ています。

養護施設で生活する、天涯孤独な高校生、桜井夕月（さくらいゆき）。
彼は、触れた相手の気持ちを読めてしまう、特殊な能力を持っていた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「dアニメストア」より

このアニメ。
数年前に、一度見たことがあります。

その時、すごく心に残ったアニメです。

前世で女子高校生として生活をしていた、夕月。
そんな彼女が、男の子として生まれ変わってきます。

特殊な能力を持ち、転生を繰り返す一族。

その一族の一人である夕月が、
男の子として転生したのは、初めてのことでした。

その意味するものは・・・？

神の光。
人の傷をいやす、絶対的な力。

その力を欲して、悪魔と人間との戦いが始まります。

このアニメは、好き嫌いがすごく出るアニメです。
でも、ハードルを乗り越えれば、引き込まれていきます。

不思議な魅力。
普通のアニメにはない、魅力。

転生を繰り返しても、消えることのない
切ない恋。

自分が純情だったころを思い出してしまう。

見る人を選ぶアニメかもしれませんが、
一見の価値はありますよ。

ps

家内が、部屋の掃除をしています。
これは一体、どうしたことか？

山のように積み上げられていた、
ガラクタがきれいさっぱり消えている。

まるで、夢のよう。

きれいさっぱり、片付いて・・・。

あれ？
ここに置いていた、Tシャツは・・・？

「あっ、ゴミかと思って、捨てちゃった」

そんな殺生な・・・。

◆ 参考文献 「裏切りは僕の名前を知っている」 dアニメストア

「ダイヤのA」

アニメ「ダイヤのA」を見ました。

今週は、おもしろかった。
胸がスカッとしました。

やっぱり、主人公が活躍しないと、
見ている方は面白くありません。

古谷ばかり、注目されていたもんね。

主人公、沢村の変化球「ナンバーズ」。
すごいのは、古谷だけじゃないんだ。

ダイヤの、原石。
1期で、沢村に対して言われていた、言葉。

しびれたよ。

沢村英順。
もっと、もっと、光り輝け！

もやもやした気分になる、アニメが多い中、
久しぶりに、胸がスカッとしました。

◆

「一日を生きていく。
　何を目標に・・・？」

鬼子母尊神祭のお手伝いに行った、お寺での話です。
法要の準備で、徹夜をしたご住職が、ポツリと言いました。

「この年になると、気力や体力が衰えてさ。
　不安になるんだ」

いつもは、強気なご住職。
今日は、どうしたの？

趣味はありますか？
打ち込めるものは・・・？

僕の場合は、アニメです。

でも最近、おもしろいアニメに出会わないから、
すごく落ち込んでいますよ。

僕と一緒に、アニメ鑑賞をしましょうか？

「君ね・・・」
憮然とした顔の、ご住職。

僕・・・なにか失礼なこと、言った？

内職

いつもは、その月の最終日に発送している「星降る街」。
でも6月30日は、日曜日です。

そのために、29日に発送することにしました。

土曜日も、郵便局は休みです。

友だちの郵便局員さんの自宅に、
封筒詰めした「星降る街」を持っていきます。

家内は、午後9時前に、仕事から帰ってきます。

手書きのイラスト。
コンビニで、コピー。

宛名ラベル張り。
コピー用紙折り。

コピー用紙の封筒詰め。
セロテープ張り。

指折り数えただけで、ぞっとする。
何時に終わるのだろう。

内職の始まりです。

ps

最近、誤字脱字が多いわよ。

先月号なんて、

「よろしくお願いします」が、
「よろx死苦お願いします」に、なっていたわ。

檀家さんに、「死ぬ」「苦しい」
なんて言って、どうするのよ。

嫌われるわよ。（家内談）

雨にも負けず

ようやく梅雨入り。
冷たい雨が降っています。

雨に濡れないように、
鉢植えのバラを、車庫に入れました。

花の香りがあたりを漂い、
ささくれだった気持ちを癒してくれます。

月忌回向で出会った人たちの顔を、
雨音の中で思い出す。

あなたの、悩み。
あなたの、不安。

あなたの、希望。

そんな思いが、僕の胸に届いてくる。

あなたは、どんな風に生きていますか。
言葉にして、僕の思いを伝える。

前向きに、前向きに・・・。
自分を励まして生きている人たち。

僕は、いつも後ろ向き。
ため息ばかりついている。

雨にも負けず
風にも負けず

いつも静かに笑っている

そういう人に、なりたいなぁ。


◆ 参考文献 「雨ニモマケズ」 宮沢賢治