えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

救援会八千代支部で

2011-10-22 | 日記
判決報告会がありました。
それも、夫が先約で予定が入っていたため、代理で私が報告するかたちで・・・。

数日前に送られて来たチラシには、




こんな内容で話をするんだ…と、相変わらずボーっとした受け止め方しかできていなかった私は、
その日、まず、八千代市勝田台の駅を降りて、まっすぐに向かったが、会場近くの交差点で長くお世話になった守る会の荒川さんの奥さまの出迎えをいただいた。

えっー?!

「何とか行けると思いますので、迎えはお気遣いなく」と連絡してあったので、途中常磐線のトラブルで15分遅れたのだが、それでもまだ時間には余裕があるからと連絡せずに出向いたことを後悔した。

冷たい風が吹く中、奥さまはその遅れた時間だけ会場近くの交差点で私を待ち続けてくださったのだ。
交差点の反対側で信号待ちしている私に、
「櫻井さんですね」と声をかけてくださった。
「会場の入口が分かりにくいものですから」・・・と。
なんと、なんと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
奥様とお会いするのは初めて。
なのに・・・
「新婦人新聞でお顔は・・・」とのこと。
そして
「今日は、新婦人の会員さんも参加されていますから・・・」と。

ああ、そうだった・・・



新婦人新聞の取材を受けて、記事掲載となってから、私が考えている以上に
「新聞読みましたよ。いい記事でしたね」と声をかけていただいた。
記事を書いてくださったのは、新婦人の素敵な(私の心情をとてもよく理解してくださった)記者さんのお蔭なのだが、
それだけ、身近な所に新婦人の会員さんがいて、夫たちの闘いを見守っていてくださったんだと改めて感謝する思いになっていたのだ。
それが、この八千代市でも・・・と、嬉しいような気恥しいような・・・。

会場に着くと、見知った方は数名・・・
もちろん荒川さんのご主人がいて下さり、千葉県本部の岸田さんもいらして、ちょっと安心したが、やっぱりこんな時緊張する。
はじめに、新婦人の支部の皆さんからと、アレンジのお花をいただいた。



そして、会場には会員さんが準備してくださったというもう一つのアレンジの花が・・・。なんでも、「アレンジのお花つくり」の子組みで活動されている方で、何度も、布川の現地調査にもきてくださったという。
そんな温かな歓迎を受けた上でのお話となった。

・・・さあ、実はレジュメをと考えていたのに、準備できなかった。

タイトルと女性の方を意識した自分がそこにいて・・・

事件の概要、裁判の経過は荒川さんがお話ししてくださったので、

・・・・・・

結局、話の内容が、夫の抱えてきたものの重さ、後遺症を持って裁判を闘いながらもその克服も含めた生活だったことなど、シリアスなものになってしまった。
でも、なんとか、皆さんに伝わったかな・・・
時間を気にしながら、精一杯話させていただいた。

考えたら男性の方もたくさんおられて、あとから、あれも、これもと漏れてしまったこと、不十分だったことに思い至ったが自分の反省として持ち帰った。

帰りの電車は、いただいたお花を持っての乗車。
でも、自分がこんな機会をいただいたこと、また、新しい出会いがそこにうまれたことに感謝しつつの帰途となった。

八千代支部の皆さん、お世話になりました。
ありがとうございました。


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