桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

散策

2012-06-03 | Weblog

初めて鹿児島市内見学に出た。
先ずは城山。市内を見下ろす場所へ。
バスで行って、展望台から桜島の写真を撮り、山道を歩いて薩摩義士碑へ。
そこは長良川などの改修工事で犠牲になった藩士たちの顕彰碑だった。道理で長良川の水などが捧げられているはずだ。
そこから鶴丸城跡を見て、照国神社へ。照国神社は島津斉彬を祀った神社とは知らなくて、厳かな気持ちで行ったが、知ったとたんにガクッと来た。
これで見るべきものは終わったと思い、薩摩らしい質実剛健、何もないのが良いと思ってホテルに帰ったが、これが大間違いだったのは、次の記事で。
写真は城山展望台から見た桜島。
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2012-06-02 | Weblog
桜島は元気に活動していると聞いていたが、雨上がりの鹿児島なのに、少し強い風が吹くと、灰が飛ぶ。雨に濡れた灰は黒ずんで縞になっているし、車の屋根や窓は白く汚れている。
桜島は雲に包まれいるが、晴れ始めた明日は、これは大変かも。
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鹿児島入り

2012-06-02 | Weblog
今日は、東京で話をした後、鹿児島に移動した。
今月は大崎事件の原口アヤ子さんの誕生日だ。激励して、元気でいて頂きたいと思って、少し誕生日には早いが、今日、鹿児島に来た。
先の名張事件の奥西さんにしても同じだが、原口さんも年齢という重い現実を背負っている。時間さえあれば、必ず勝てるのだが、80歳半ばを越えるお二人には、もう残される時間は多くはないのだ。それを思うと、ただただ元気でいて欲しいと祈る気持ちになる。俺に出来ることは、何でもしたい!と、今日の鹿児島入りだが、月曜日には、しっかりと激励したいと思っている。
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北陵クリニック事件

2012-06-02 | Weblog
冤罪仲間で、俺と同じ千葉刑務所に受刑する守大助は、北陵クリニック事件と呼ばれる冤罪だ。
この事件は、科学的に犯行が疑問視される点が多々あって、全国的な支援になっている。
今日も立教大学のセントポール会館でカトリック信者の方たちによって集会が開かれた。俺の体験からの思いを語って来たが、鹿児島行きのため、短い時間しかなかったのが残念だった。一羊会と言う信者のグループの方たちは、どなたの視線も温かくて真面目で、もっと話したかった。
このところ、どこの集まりでも感じるが、冤罪を理解し、警察や検察、裁判に対する批判の目を、どなたも持っている。俺が仮釈放で出て来た16年前には考えられないことだ。
今日も、これから10年後には、この人たちの思いが裁判村を変えることになるだろうと思った。
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笑い話

2012-06-02 | Weblog
昨日の矯正展では、実に面白いことがあった。
千葉刑務所のオーダーメイド靴を作ることにして、職員に採寸して貰っているとき、昔、靴を作っていたことを話した。注文書に名前を書いたりしたから、正体が判ったかと思ったらば、全く判らないのだ。
そして、もし気に入ったらば千葉刑務所に直接に注文に行くことを話したらば、「昼間は工場と言うところで仕事をしてますので、事前にご連絡ください」と言うのだ。俺は、その工場で長く仕事をしていたのにね。
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矯正展

2012-06-01 | Weblog
今日から東京の科学技術館で、全国の刑務所で作られた製品を販売する矯正展が開かれている。
今年は、小さな整理箱を探しに行ったが、事前に見ていた物が、やはり気に入って注文することにした。
その他、靴を買ったが、徳島製、それに千葉刑務所製を買った。特に、千葉製品では、オーダーメイドが出来ると判り、採寸して注文した。その際、昔、靴を作っていたことを話したが、職員は、全く俺に気付いた様子はなかった。16年は、やはり長いんだなぁ。
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決定

2012-05-31 | Weblog
東電OL殺人事件の再審決定日が6月7日に決まった。いやぁ早かった。
今日は、東京高裁前宣伝と高裁要請だったが、「1日も早く開始決定をお願いします」と言って来たけど、それにしても1週間後とは慌ただしい。
よもや、再び「推論する」とかで鑑定を逸脱はすまいが名張の後だけに、一抹の不安を感じる。
今夜は、練馬で狭山事件関係者の開いた総会で話して来たが、先日の名張決定に付いては、皆さんが怒っていた。
裁判員の時代だ、今までのように理不尽な決定をして、そのままで済むことにはならなくて、おかしな判断をすれば裁判所自身が反撃されるのだと感じる、今夜ね集いでもあった。
果たして、次の決定は?
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大賑わい

2012-05-31 | Weblog

今日は、東京高裁前での東電OL殺人事件宣伝行動に参加した。
ところが、今日は、日本航空の不当解雇の人や、色々な争議を闘う人たちの1日行動日だったようで、昼休みの裁判所前は人で埋まった。
初めに10分、争議の人たちが終わった後に10分ほど、ゴビンダさんの無実を訴えた後、午後1時半から裁判所に早期の再審開始決定を要請した。
皆さんは検察にも要請に行ったが、あの狂った組織に要請に行っても、今回は意味がないと思い、俺は帰って来た。
争議の人たちが裁判所前で宣伝行動をしているとき、裁判所に公安らしき5、6名がいた。本当に、あいつらは穀潰し、無駄な存在だと思う。
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関係者の死

2012-05-31 | Weblog
今朝の新聞の訃報欄で、利根町に住む布川事件関係者が亡くなったのを知った。この方は、殺された玉村さんの友人で、玉村さん宅にも出入りしていたらしいが、玉村さんの殺されているのが発見された前日、玉村さん宅を訪ねていたのだ。何でも、この方ですらも、遺体のあった8畳間には、簡単には入れて貰えなかったらしい。
俺が社会に帰った後、弁護士さんと一緒に、この方を訪ねたこともあったが、残念ながら外出中で会えなかった。関係者には会わない方が良いと言われていたから、利根町に住んでいても会いに行かなかったが、本当は会って聞きたいことがあった。
実際に現場は見たことがないけど、ガラス障子は倒れて、勝手口を開ければ異常は容易に感じるだろうに、なぜ、この方は家に入らないで帰ったかだ。
翌日、仕事の依頼に訪ねた人は、すぐに異常を発見して警察に届け出たのに、玉村さんの数少ない友人だった人が、なぜ見過ごすように帰ったのか、そこを聞きたかった。
また事実を知る人が、何も語らないで逝ってしまった。
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さすがは赤旗

2012-05-30 | Weblog
一般紙が、いかに頑張っても書けないことがある。
反米記事、天皇制問題、反創価学会など、記者は書いたとしても、会社的に取り上げない。
反政府的なことは、結構、掲載するが、基本的に新聞社として利益にならないことは書かない。
民社党政権の批判は、どの新聞社も書いているが、消費税は、どの社も政府の言うままに書いている。
今、増税しなければ日本経済は回復出来ないと、どの新聞社も消費税増税を促進する記事を載せている。
赤旗は、全く反対で一貫してるが、今日の記事は、民社党の語る論拠を見事に論破していた。
つまり、労働者人口と労働者人口が支える非労働者人口の人数比問題だ。
働く人が少なくなり、将来は一人の労働者が一人の非労働者を支える時代が来る、だから消費税でカバーする。これが消費税増税を言う政府の主張だ。
これが嘘だと、今日の赤旗は指摘した。国会質問で共産党議員が首相に質問したのだが、労働者が支えるのは、ただ非労働者だけではなくて、子供たちも含めた数らしい。だから、単に労働者人口だけでは決められない問題なのだが、その労働者人口が、子供も含めた非労働者人口比で支える率と言うのは、昔も今も、殆ど変わらないらしい。
それを指摘された政府は認めたらしくて、消費税増税の論拠は嘘たったのだ。
こんなこと、一般紙は書かない。いや書けない。
消費税増税で儲かるのは、戻し税の恩恵に預かる大企業。大企業の広告で生きている新聞社は、これは書いたらば旦那に逆らう芸者と同じ。生きて行けないのだから書けないわな。
さすがに赤旗だねえ。
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