えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

「二人でいること」

2020-06-01 | 日記
  新型コロナウィルス感染拡大防止のための、緊急事態宣言が出され、外出自粛が言われ、まるまる2ヶ月家にいた夫が久しぶりに遠出している。

クーの様子がおかしいと思ったのは、初日の夜。いつもと違った大きな鳴き声で、家の中をあちこち歩き回っていた。
翌朝、いつも私の足の上で眠っているはずのクーがいないと思ったら、夫のベッドで寝ていた。少し、ひんやりした朝だったのに…。
リビングに降りても、何か落ち着かない。
 そうか・・・。
夫を探しているんだと気づいた

この家に「二人いる」っていうのが、クーにとってこの2ヶ月間で普通になってきていたんだ、と思った。。
 
 私にとっても…
こんなに長くずっと一緒にいたのは、結婚してから初めての体験だった。
(最初の10年は、お互い別々に住んでいたし、再審が終わった後約9年間ずっと、月の半分、夫は遠征?していたから(笑)

私も「二人いる」生活に、4月よりも、5月の方がもっと慣れてきていました。
その前に、夫の病気のことがあって、食事作りがあったから、実際には今までになく密度の濃い時間が私たちには流れていて、それはそれで結構緊張の続いた半年だったように思う。
不器用で気の利かない私と、否応なく死と向き合わざるを得ない緊張の中で過ごす夫と、気持ちの擦れ合いみたいなものをお互いに感じながらの時間だった。
でも、それがこの「2か月」は、お互いにスケジュールがほとんど白紙状態になり、普段よりゆとりを持って互いの姿を見せあえたとても良い時間だったように思えるのだ。
やはり病気の夫が目の前にいてくれた方が私は安心する。
「見えない」ことがどんなに不安を増幅するか・・・。
傍にいてくれ、欲を言えば「同じこと」が一緒にできたらいいんだけれど、とにかくお互いの趣向が違うのがネックかな…

最新の画像もっと見る

コメントを投稿