彼岸に
「gonちゃんのお墓参りしてくれないの?」と娘に言われ、ハッとした。
そう、娘が帰国してからすっかりgonのことを彼女に任せきりだった。
gonは、私の実家の田んぼの近くに埋葬されていた。
父が「樹木葬だぞ」と言うように、行ってみるとgonの眠っている傍に
まだ植えられたばかりの若い枝垂桜があった。
今年はまだ無理だろうが、来年はきっと花をつけてくれるだろう。
そう・・・
これなら、毎年花を楽しみながらgonとの思い出を互いに語ることになるだろう。
季節が変わるたびに足を運んでgonに語りかけることだろう。
そんなことを考えながら、彼岸にgonのお墓の前で合掌した。
そして、今日・・・
gonの、写真の整理をしようと古いアルバムを何冊もめくった。
子供たちと過ごした11年間、夫も加わってからの11年間。
寿命だったんだよね・・・
でも、この部屋にgonの姿がない寂しさは当分続きそうだ・・・
写真は2006年12月のもの。
18歳かな?病院通いはしていたけれど、まだまだ元気でした。