えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

昇給ストップに

2010-10-02 | 日記
組合の大会で「定期昇給」があったことが報告された。

でも、私は増えてなかった・・・。

1カ月ぐらい前だったか、同僚から
「ウチラ、同い年だよね。
 給料、上がった?」と聞かれた。

あの時、給与は銀行口座への自動振り込みなので、明細をしっかり確認してない私はすぐに返答できなかった。

同僚曰く、
「年齢で昇給がストップするんだって!知ってた?詳しいこと、あんただったら知ってると思って・・・」

誰にとっても給与のことは大事なことなのだけれど、きっと給与規定の説明を聞いた時昇給が止まる時期など私は、「自分にはまだ先のこと。関係ない!」と、聞き逃していたのかもしれない。
いざ、こうなってみるとやはりちゃんと知っておかなければならない・・・。
そんな気がしてきた。
同僚にもきちんと返事をしなければと、経理担当者に直接聞きに行った。
こんなとき、「永年勤続者」は顔が利くのだ(笑)

担当者のKさんは、申し訳なさそうに答えてくれた。
「4月1日現在、5●歳になってる方は、昇給の対象者から外されます」と。

人間て不思議です。
どんなに少額でもお給料が「上がる」ことは喜びにつながっていたようです。
もう「上がらないんだ」と知ったとたん、何だか寂しく、力が抜けて行くような気になってしまいました。

同僚は私の報告に、
「なんだか、ちゃんと聞いたらがっくりきちゃったな。寂しいよね。毎日、めいっぱい働いてんのにさ」と言った。

認知症の母を抱えての、仕事と介護と主婦と母親と妻と何役もこなしながらの彼女の生活は、昇給ストップがどんなに厳しいか想像できた。

彼女は、私の勤続年数より11年も少ないのだ・・・。
 




最新の画像もっと見る

コメントを投稿