朝のワイドショーで、最近の若い子は友人よりも親との関係を重視するというデータが出たと言う。
うーん。隔世の感というか、僕の10代のころなどは家にいるよりも、外で友人と接している時間の方が多く、楽しい思い出も沢山残っている。
子供の数も少なくなって、親子で過ごす時間が多くなってきたことも背景にあると思うが。
僕らの年代の感覚でいうと、両親が疎ましくて蔑ろにしているというものでなく、(まあ若干は疎ましい感じはあったが・・・)その親子の関係が自然な姿と考えていたように思う。
したがって、大切な存在であったが、それは「空気」のような存在で、友人との関係とは異質のものだったように思う。
だから、昔にそういう「どちらが大切か」という質問を受けたら、無味無臭の親の存在よりも、甘美で刺激的な友との関係を選択したと思う。
いずれにしろ、こういう親と友との関係の変化が、いいことか悪いことかはわからないけれど・・・
昔もあったが、より陰湿になってきている「イジメ」の問題などを考えると、安全空間としての親との接点に重きをおくのも分からないでもないが・・・
一方で、DVや虐待など、その頼みの綱としている親・家庭から見放された子供の心を考えると胸を締め付けられる。