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モラモラ会社員がムラムラしながらお届けするヌルヌルアーカイブ。

「パラサイトシングル」でXserve

2004-06-05 | ヌルヌルアーカイブ
「パラサイト」景気に悪影響!?第一生命経済研試算 住宅投資落ち込み

パラサイトシングル。比較的新しい言葉だったと思う(「パラサイト・イブ」が微妙に流行っていたころじゃなかったっけ?)。この言葉をどっかの社会学者か誰かが得意げに提唱しだしたとき、なんてイヤな概念を広めようとしてやがるンだ、と思った。そして、

「パラサイト・イブ」ばりに広まらねーよ、ハゲ!

と、思っていた。

それが……まさか……ここまで世の中に定着するとは……。まさに目森二五六ばりに「ごさーん!」という感じ。しかも、GDPに影響を与えて景気を悪くする、なんてニュースまで流れる始末。ますますもって風当たりが強くなってきた。

数もドンドコ増えていて、20~30代に占める割合は34.7%。2020年には41%にまで増えると予測されているらしい。だって、たしかにラクだもんなぁ。そりゃ、増えるよ。職場と実家が近ければ、パラるメリットはめちゃめちゃ大きいもん。

しかし、である。
デメリットももちろん多い。

1.会社と家が通勤はできる範囲であるものの結構遠い
2.郊外なので休日外出するのがめんどくさい
3.家族と仲がよければ休日とかは一緒に行動するのでさみしくないが、その分人間関係へのハングリーさが無くなる
4.仕事でもハングリーさが足りないと言われる(K女史に)
5.友だちや、女を連れ込めない
6.合コンとかでちょっとしたカミングアウト
7.「自宅派は金もってんだろ?」とたかられる
8.弟に自分の部屋のエロ物件を物色される
9.オヤジと殴り合うハメになる

などなど、ほかにも枚挙にいとまがない。そして、いま特に改善したいと思っているのが、5番だ。

そのキーファクターが、去年から今年にかけて、大枚はたいて買った自マンのスーパーホームシアターだ。自分ひとりで楽しむ時間がほとんどないので、家族の憩いの装置としてしか活躍していない。自マンのスーパーホームシアターなのに、家族にしか自マンできない。

それはそれでとても結構なんだが、なんだかとてもやるせない。せっかくだから、友だちや同僚を連れてきて自マンして悦に入ったり、「遅くなっちゃったネ。ウチでトリュフォーの映画でも観なひ?」とでも宣(のたま)って女を連れ込んだりしたい。

時は西暦2004年。齢28の梅雨どき。機はそろそろ熟したのか。一人暮らしというアウターヘブンへ飛び出すべきなのか。

未だ、答えは出ない。
モラモラ会社員ですから。

「高円寺でXserveを想像」でXserve

2004-06-04 | ぷらぷらアーカイブ
先月の12日に、わざわざ「ティーザー広告」なんつー分かりにくいネタをほじくり返しつつ、


「○○○でXserveを××」

なんてなものが、ティーザーチックに進行中。

・ヤマダかつてない女ティーチャーキャラ(妄想)とは?
・暗黒の歓楽街の路地裏に染み渡るわさび醤油とは?
・Xserve的公然オナニー必敗法とは?

詳細は次号で!



こんなことを書いていたあの頃の俺は、まさに貧弱な男の見本だった。そして、「もうオンラインに対するアンチテーゼとしてのオフラインって意味性が崩壊しているよね~」などとうそぶき、オフ会なんてものは……ましてや、オフ会レポートなんてなものは、今の俺には縁もゆかりもありゃしませんぜ、ってな風に思っていた。

それが、去るある日、現実になりやがったんだ。

「高円寺でXserveを想像」。

新宿は歌舞伎町の奥地に潜む暗黒の歓楽街「ゴールデン街」。
かつては闇市→青線と変遷して隆盛を極め、現在は作家や編集者をはじめ、映画、演劇、ITなどの各種業界人らが集う、昭和の色香漂う癒しの空間。

そんな空間の、さらに漆黒の闇に彩られた路地裏に、ひそかに染み渡りつつ、首すじをなぞるようにしたたり現るわさび醤油顔の男――

想像ですから」の、タツ(以下:凹み)。

そして、ヤマダかつてない女ティーチャーキャラと妄想した……その女、凶暴につき。ヤマダかつてない部分はそのままに、その毒舌は止まるところを知らない。山下大将もクリビーの、暴走シベリア“美”超特急――

高円寺の女」「ぷふん…」「劇団ポツドール」の3BLOGのオーナーこと、高円寺の女(以下:いざまん)。

3人のBLOGをつづけて読むと、「高円寺でXserveを想像」となるわけだ。並び順には特に意味はない、と思われる。

それにしても、である。

こいつらは、こいつらは、一体ぜんたい何なンだ?

俺の、俺のゴールデン街に土足で入って来やがって。さしずめ、俺がこの日叫んだ魂のスペルを書きあらわすと、こんな感じなんだぜ?

PICT0116.JPG大体、藻前らのおかげで、のっけから大枚はたいて買った33cmの超ド級ソフトは、こんなありさまになっちまった。どうしてくれるんだ。



PICT0117.JPGまったく……。異国訛りのお姉さんが、気を利かせてビーカーに移してくれなかったら、どうなっていたことか……。しかし、これをフツー食えって云うか? おひ!


PICT0118b.JPGフッ。食ってやった。ぜ~んぶ、食ってやった。ひとまず、1ラウンド目は俺の勝ちだぜ。




PICT0123b.jpg若干のしこりを残しつつも、なんとか俺らの交歓は少しなりともギグのシェイプになってきたようだ。そもそも、どんなメンツと来ようが、「深夜+1」は本当にいい店だ。かつて「プレイボーイ」で名物連載をブッていた、ハードボイルド・冒険小説の生き神こと内藤陳 大先生のカメラ目線が、鳴らしはじめのギグに警鐘を鳴らす。「オレ達のWell歌夢」への道は、いまだ遠い。

PICT0132b.JPGゴールデン街も、3件目を数えるころには、俺らのギグはギガゾンビ級に成長していた。第2次性徴。これはめでたいということで、赤飯の代わりに早速ボトルキープ。やはりというか、なんというか。いざまんは文字通りのマッチョでファンキーで怪傑やんちゃ丸なワーディングで、店のお姉さんと周りの客に冷水を浴びせる。当然、凹みと俺は爆笑だ。

PICT0134b.JPGそれに負けじと、凹みと俺もいざまんのスリップストリームに滑り込む。しかし、すでに機を逸した我々は、否応なくこのような場所へのサインに……。認めたくないないものだな、2ラウンド目での負けというものを。

PICT0128b.JPG日付は変わり、お気楽3人組と一匹(←?)は、花園神社へ。境内はすでに、俺らの登場をカウパーまみれで待ちわびたオーディエンスで埋め尽くされた。今こそ、今こそ俺らのギグをお披露目するときだぜ?

……やってやった。俺は、やってやった。いざまんと凹みも良くがんばった。俺らは、最高のギグを成し遂げた。これぞ本当の意味でのオルガスム・ギグ。今こそ欲する我が正義。オンキリキリバザラーウンハッタ。偃王の呪法。ピーリカピリララポポリナペーペルト。般若の役者は☆萩原流行。そして、トリを飾るラッピーなラストナンバー。それは――

華麗なる性徴。

フッ。最高だよ。最高だよ、アンタら……。3ラウンド目は引き分けだな。

というわけで、「高円寺でXserveを想像」は、一勝一敗一引き分けで幕を閉じました。あ~つかれた。DAKARA、オフ会ネタはやりたくねーんだよ!

「キューティーハニー」でXserve

2004-06-03 | シネシネアーカイブ
庵野秀明の「キューティーハニー」を観た。すごくつまらなかった。びっくりした。丹波哲朗の「大霊界」みたく、わざわざ死んでみなくても人間はおどろくことができるんだ、ということをあらためて発見した。大発見。

押井守の「イノセンス」もひどいもんだったけど、あれはまだ何かを語りたくさせた。しかし、キューティーハニーは違うんだ。あらゆる言葉を観た人からもぎ取るマイナスの破壊力。そのすさまじさ。オタ映画なのに。オタ映画なのか?

終わったあと、劇場は静まり返っていた。多分、その場にいたみんなの想いは一つだったはずなのに、だ。そのたった1ワードですむ感想のひとことすら誰も漏らさない。言っても意味がないから。デート映画だということで宣伝しているらしく、確かにそれっぽい男女は観たとこの場所柄もあり多かったが、彼ら彼女らの今日の行く末が心配だ。沈黙。沈黙。沈黙。沈黙……(無限ループへ)

考えを捻れば、なんかいろいろ書けそうだけど、でもそれをしたら間違いなくとてもイヤ~な気持ちになりそう(自分自身に起因する部分大)なので、書かない。そこで、印象に残ったことだけメモってみる。

・サトエリはデブ
・サトエリは旬を過ぎている
・ほんとに22歳なの?
・サイゾーの表紙でジャージ着てたときはあんなにカワいかったのに
・でも先週のファミ通の表紙とグラビアは結構良かった
・でも身近にいたら間違いなく惚れると思う
・サトエリが「にょ~~~」と言ってたが、言わされてる感がすごかった
・片桐はいりがペーソスのある怪人像を理解できていない感がすごかった
・ミッチーって最近の因果な映画には欠かせない存在になってしまっている感がすごかった
・「ラブ&ポップ」の方が100倍マシだった気がする
・「式日」は2年くらい前にDVD買ったけど、どうしても観る気がしない
・「エヴァ2」か「ナディア2」でもやった方がよほど有意義なのでは?
・なんで俺はこんなことを書いている翌日に「トップをねらえ!」のDVDを同僚に貸す約束をしているのだろう?
・「トップをねらえ2!」ってどうなんだろう?
・ガイナックスに面接して落ちたUさんは今ごろどうしているだろうか
・きっと今ごろ胸を撫で下ろしているに違いない
・PC98版「サイレントメビウス」「不思議の海のナディア」「トップをねらえ!(タケルで購入)」を処分したいので誰か買ってください

はぁ、印象を書いてただけのはずなのに、なんだかとて~もイヤ~な気持ちになってきやがった。というわけで、おやすみなさい。

ジャンプの巨弾新連載「D.Gray-man」でXserve

2004-06-02 | ヌルヌルアーカイブ
今週のジャンプがアツイ。アツ過ぎる。

空島篇が終わったとたん、まるでミルキーウエーを昇っていくがごとくオモシロ島へ軽やかに舞い上がった「ワンピース」、毎回緊張感の糸を淡々と手繰り寄せる「DEATH NOTE」。etc...etc...

一方、鬼才・荒木飛呂彦はついに充電が必要な作家となってジョジョPart.7こと「スティール・ボール・ラン」の2nd Stageを依然あたため中であり、「HUNTER×HUNTER」も6月半ばまで休載。変態じじぃがいたいけな少女型ロボットをいつしか性処理エロボットにしようという反社会的内容がついにPTAの逆鱗に触れたのか、「無敵鉄姫スピンちゃん」が一部で惜しまれつつもあえなく打ち切りに……。

泡沫の流れが絶えぬがごとく、常に諸行無常な弱肉強食少年誌――ジャンプ。

そんななか、久々に新星誕生! と思える新連載がッ。

「D.Gray-man」。

マジですばらしい。「鋼の錬金術師」と同じく19世紀ヨーロッパを壇上とする舞台設定に、大友克洋が丸8年かかって作った「スチームボーイ」も公開を間近にひかえ、いま巷で旬な「スチームパンク」をエッセンスとして加えつつ、メガネッ娘の萌えキャラも忘れない。

そして、大文字の少年マンガの始まりとして驚異的な完成度を誇る連載第1回の内容。説明的過ぎず、捨てストーリーにならず、これから始まる一大サーガへの期待感を煽りつつ、見事に導入の役割を果たす。そう、単純にすごい。その市場規模からいろいろと制約とプレッシャーの多い少年マンガ、それも最大看板のジャンプというブランド上であるにもかかわらず、である。数年に一度クラスのデキと言ってもいいかも。あと、絵がいい。小畑健と萩原一至を足して2で割りつつ、矢神健の野暮っぽさと、絵本的な想像力を喚起するファクターの存在も感じた。思うに、このまま順調にいけば、「るろうに剣心」くらいのヒットは軽く飛ばすと思うなぁ。

ゲーム化権は規定路線でバンダイか、それとも、コナミがまた日参してもぎ取るのか。いずれにしろ、今後数年間のマーチャンダイジングで、世界で数百億~数千億規模の経済効果をもたらすくらいのポテンシャルを感じた。

企画的には、先に挙げたなかではいかにも「鋼の錬金術師」の後塵を拝しているのがまる分かりだが、よくこれほどの作家を発掘してきたなぁと思わざるをえない。きっと、天下のジャンプ様としては、ガンガンごときにハガレンをもってかれたのが、よっぽどくやしかったのだろう。この構図って、宇多田ヒカルのカウンターとして倉木舞衣が登場したのに似ている。しかし、倉木は洗練されたスタッフワークが生み出した物言わぬ歌姫だったのに対し、こちらはソロの生涯一漫画家だ。とはいえ、優秀な編集はついているんだろうけど。しかし、やっぱ原作者がいないってのもかなりの高ポイント。なんつーか、やっぱ一人の手で出来上がってくるものは、絵とストーリーの密着感が違う。有機的に結びついている。それは、読んでいて気持ち良さに繋がっていく。

つーわけで、はやくも、アツイファンサイトも立ち上がっているようだ。つくづく、ネットってこういうときの反応が素直だなぁと思った。

星野氏同盟
星屋

目下の注目は、Googleで作者名「星野桂」で検索したときに4番目に出てくる星野渚ページランクが今後どう下がっていくのか? というところだろう。

しかし、である。

「星野」で「AVギャル」とくれば、「星野ひかる」に決まってンだろ!?(突然キレる)