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モラモラ会社員がムラムラしながらお届けするヌルヌルアーカイブ。

ZASH×ジョビジョバ×三池崇史でXserve

2004-06-07 | ヌルヌルアーカイブ
ジョビジョバが再来したかのようなオモシロ演劇ユニット――ZASHの「再起動ロッケンロー」を観てきた。

といっても、つい最近まで「ZASH」という存在すら知らなった。アーンド、そもそも演劇自体、数年前に蜷川幸雄の「ハムレット」で熟睡して以来というもの縁がないので、あんま興味なかった。何より決定的だったのは、ZASHのメンバーがイケメン揃いだということをこれみよがしににウリにしているということ。なんつーか、単純にムカつくジャン? 非モテ系としては。しかもさー。そんな空間って、あれよ? 信者のグルーピーが沢山いそうじゃん。そういう売り方をしている限り。そんなところに不用意に飛び込んでごらんなさい。「スクール・オブ・ロック」の冒頭でライブハウスの床面めがけてハラぼてロケット☆ダイブしたジャック・ブラックみたいなことになっちまう。そんなの俺はハナっからご免の助だぜ? アルミホイルをチューイングしている方がまだマシってなもんでさぁ(どうでさぁ?)。

というわけで、まったく期待してなかったんだけど、講演自体はとてもオモシロかった。架空のライブハウスを舞台に繰り広げられる、三十路の悲哀と哀愁と夢と希望。笑いあり涙ありダンスあり生演奏あり、3on3あり中学教師のシャウトありプレスリーのモノマネありスモークでできたかめはめ派あり(←これスゲーと思った)etc...ともう色んな要素のありあり尽くし。おまけに、黒豆ココアがもらえたり、空からマシュマロまで降ってくる始末。もう、引き出しぜ~んぶ見せますぅ、って感じが漢らしかった。さしずめ、三十路版「ゴレンジャー」、三十路版「青春デンデケデケデケ」……そんな感じ。

メンバーのポテンシャルをこんだけ引き出せるってことは、ジョビジョバにおけるマギーみたいな人がいるのかと思ったら、意外や意外。ストーリーはプロの脚本家の書き下ろしらしい。

そうそう。演劇とか観ると、決まって折込チラシで1.5倍増量のプログラムをもらって、ゴミ箱直行の手続きが待っているじゃぁないですか。しかし、である。今回はそのなかに気になるチラシがッ。

それが、上の写真のチラシ――

夜叉ヶ池」。

あの三池崇史監督(@「21世紀、最も活躍が期待される映画監督10人」@タイム誌)が、舞台に初挑戦らしい。武田真治や松田龍平、丹波哲郎など、キャストもいつもの三池作品と違って微妙に豪華。ZASHのメンバーも何人か出るらしい。単純に気になる。すごく気になる。

でも、講演期間は2004年10月14日(木)~同31日(日)だそうで。演劇ってこんなに前からプロモーションやるんだぁ。浦沢直樹の単行本の巻末の次巻予告みたいですね。

・追記
ここでプレオーダーやってるらしい。