A → Z : Xserve

モラモラ会社員がムラムラしながらお届けするヌルヌルアーカイブ。

「日本歴史占い」でXserve

2004-10-15 | ヌルヌルアーカイブ
歴史が教えるあなたの未来――「日本歴史占い」。

なんか、一昨年の冬くらいに流行ったらしい、占い。寡聞にして知らなかったが、なんか周りにつられてやってみると、これが結構当たるんだわ。当たるんだけど……こういうのって、どれもこれも「動物占い」とかと同じく、すでに当たるってことが経験則上分かっている「四柱推命」とかをベースにしてて……つまり、当たるのはいわば当たり前で、そこさえ守ればあとは“演出”なんだよね――的な感情がこみ上げて来てしまい、素直に楽しめない自分がどこかにいたり。

しかし、コイツぁよくできている。その“演出”が上手い。こういうテクって、個人の経験則を超えてる部分を感じるよなぁ。自分が今いる業界は歴史が浅いので、こういうのをどんどんパクって、仕事上の「笑点」を少しでも高めるために、すべからくネタと座布団を蓄積していくべきなんだよなぁ。

な~んて、一人で勝手に心の「奥の細道」に迷い込む俺の占い結果は――

松尾芭蕉

うーん……地味。
もっと、こう……なんだろう。……そう、ハッスルしたいわけですよ。や、むしろこの際、マッスルでもいい。いやもう、ホイッスルとかでもかまわない。わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい……そんな感じで、一生懸命プラス思考にもっていこうとがんばっているのに、頭のなかでは小学生のころに習った芭蕉の句が、まるで走馬灯のように流れ出すんだ。例えば……

「やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声」

とか。
そう、人間、誰しも最後はセミのように死んで行くんだ……。
「ビビビ…ビーーッ!」とか、切れかかった蛍光灯のように、か細い叫びをひり出しながら……。
「ピクピク…バタッバタタタッ……!」とか、寸止め芸に失敗したMr.オクレのように、苦しげにのたうち廻りながら……。

そんな感じで、人生の黄昏モードに突入していた俺に、吉野太夫なんてないい結果を出しやがった、日本人として積み上げてきた歴史のベクトルが俺とは真逆な人間が、ここぞとばかりにトドメを刺す。

太夫:芭蕉は人生を旅であると考え・・・
太夫:この考え方はいいね。
芭蕉:旅してぇ
太夫:日々の生活こそが旅だよ!
芭蕉:毎日が終着駅
太夫:何言ってんの。冒険もバカンスもあるでしょう。
芭蕉:そうか、そうだね。
芭蕉:旅しよう。
太夫:そうだよ。句を詠みながら(ブログを書きながら)
芭蕉:そろそろ弟子も募集するかな。
芭蕉:そら みたいな
芭蕉:弟子入りしたい?
太夫:何を習得できるの??
芭蕉:しあわせ
芭蕉:と
芭蕉:わびさび
太夫:まあ、私は自意識過剰で思い込みが激しいらしいので、弟子入りには不向きでしょう。飽きっぽいし^^
芭蕉:破門じゃぁあああ~っ
太夫:もともと門戸たたいてないわい

ヽ( ;~;)丿うわ~ン。