ホテルの窓から
ホテルの窓から見ると中学校生徒が朝礼を行っていた。
全員整列
中国の教育制度は日本と同じく、小学校6年・中学校3年・高校3年・大学4年です。
小中学校の9年間が義務教育ですが、全額学費免除ではないので、
農村部の生徒の中には中学の学費が払えずに小学校で学校教育は終了します。
学校は日本のようなゆとり教育ではない。
夜の10時頃、学校の前を通ると
子供を迎えるために親の車がずらりと並んで待っている
中国の親は子供に対する教育の力の入れ方も半端ではなく、
いい大学に入れるために塾に通わしているので子供は遊ぶ時間がない。
収入3000元の親にとっては月謝1000元はすごく負担になっていたが、
昨年政府が突然、
「塾禁止」という大胆な政策を打ち出した。
親たちはもちろんですが、塾経営者が一番驚いたと思います。
教育産業の規模は10兆円を超えるといわれ企業が急成長を遂げてきたのが、
小規模の塾はもちろん上場している大手の塾まで倒産して大パニックです。
高学年が多くなると労働人口が減少し、経済発展に影響して、
アメリカとの競争に負けてしまうと懸念しているのが理由のようです。
中国人女性と結婚した同級生がいたのですが、確かにお母さんが教育熱心だったことを思い出しました。
横浜中華街の馴染みの店のお母さんも、店のテーブルで勉強させていました。
教育熱心なお国柄なのに、塾の閉鎖は「中国だからできる」ことと感じました。
中国では日本より勉強時間が長く、中、高校生になると部活などなくよる遅くまで勉強します。
政府としては親が子供にかけるお金を他の消費の方に回して内需拡大をしたい意向のようです。塾を禁止したことにより教育関係の会社は全滅です。さすが中国といったところです。
今度の共通テストは考える問題で平均点がすごく低かったらしいですが、以前模擬試験を自分で試した感じでは「なかなか」良い方向で改善されているように思いました。さて、色々な意味で取り残された日本ですが、教育の改革から道が開けて来るのでしょうか?
中国の教育は私から観ても行き過ぎていると思います。高校生の進学組は寮生活で夜遅くまで詰め込み勉強で、また親は親で子供を塾に活かせるので遊ぶ間がないです。政府はただ詰め教育はよくないという理由で塾を廃止したのではなく、塾通いで親はお金に余裕がなくなり他にお金を使う余裕がなくなり、輪をかけて一人っ子政策により人口減少っで内需が拡大が出来なくなったこと、また高学年ばかり増えると行員として働く手が足らなくなる理由もあるようです。
整然と並んでいますね。
どことなく軍隊をイメージしてしまいます。
>義務教育ですが、全額学費免除ではないので、
農村部の生徒の中には中学の学費が払えずに小学校で学校教育は終了します。
それは厳しいですね。
エリート教育も相当進んでいると聞くのに、一方ではまともに勉強できないわけですか!
>夜の10時頃、学校の前を通ると子供を迎えるために親の車がずらりと並んで待っている
うひゃー!!!まるで東京の中学受験塾へ通う子供たち状態ですね。
>収入3000元の親にとっては月謝1000元はすごく負担になっていたが、昨年政府が突然、「塾禁止」という大胆な政策を打ち出した。
なんと!!!全体主義?とはそういうことですか!
IT業者に不動産業者ほか、収益を上げている会社をことごとく重税を課したり、倒産させたりしていることは聞いていましたが、塾までですか。
収入3000元とは月給なんですか???
>高学年が多くなると労働人口が減少し、経済発展に影響して、アメリカとの競争に負けてしまうと・・・
理屈は分かりますが、しまいには暴動でもわきませんかね?
有難うございました。
そういえば朝礼の整列は軍隊をイメージしますね。
学歴社会と行ってもお金持ちだけが高学年になりエリートコースに行きますが、お金のない農村部の人は殆どチャンスはないです。「塾禁止」は日本では考えられないですが中国は共産党1党しかないので誰も反対することは出来ません。狙いは内需拡大だと思います。
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