ごーさんの中国放浪記in威海

ガイドブックに載っていない中国を写真で紹介します。

お隣の厄介な国

2022年09月15日 | 丹東

木造船の上で遊ぶ子供

 

北朝鮮はベールに包まれた謎の国というイメージがある

中国人にとっても最大の貿易相手国であるが同じのようで観光客がたくさん来ます。

 

日本からは年配の人が観光に来ているのを見かけますが、

満州から引き揚げてきた人たちでしょうか懐かしそうに昔話をしながら見学をしています。

 

 

 

 

鴨緑江を挟んで丹東市と北朝鮮の距離はわずか1㌔ぐらい

鴨緑江川上流約20キロのところには、北朝鮮・新義州市との距離がわずか数メートルの『一歩跨』があります。

 

柵をしてあるが目の前は北朝鮮の畑が広がっている。

一歩川を跨げば北朝鮮です。

 

何年前かに行ったときは柵はなく一跨ぎできるところまで行くことができた(現在は柵が作られて行くことができない)

写真を撮ってふと振り返ると監視員がいつ近づいたのか後ろに立っていたのには驚いた

 

 

 

朝鮮側の監視

脱北者がいないか見張っている

 

 

 

小銃を持った兵士はまだ若そうです

 

 

 

物資を運ぶ貨物船

 

 

北朝鮮と聞いただけで緊張するが、

対岸での普通に暮らしている人たちには緊張感はなく素朴で平和そのものです。

 

 

写真は5年前に撮ったものです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

船から見た北朝鮮

2022年09月12日 | 丹東

水遊びをする少年たち

 

丹東市は北朝鮮の貿易の他に北朝鮮が目の前で見れるので観光客がたくさん来ます。

遊覧船で北朝鮮近くまで行くことができます。

 

モーターボートだと国境を越えて北朝鮮の岸辺に沿って走ります。

料金は高いですがまじかで見れるので人気があります。

 

 

 

橋の向こうが北朝鮮、手前が丹東市

(写真はSKYticketさんから無断お借りしました)

左の橋は中朝友好橋、下が道路、上が列車で物資を運んでいる。

 

右側の鴨緑断橋は途中で寸断されていて今は使用されていないが観光客に開放して中に入ることができる。

 

 

 

 

 

魚釣り

 

考えれば子供のころは学校が終わると海に行って泳ぐか、魚釣りに行っていた。

今のようにゲーム機もなく外に遊びに行くだけです。

 

 

 

モーターボートで走っていく姿を呆然と眺めている。

彼らはどう思っているのか気になるところです。

 

北朝鮮人・・・・あいつら俺たちを見世物にしやがって腹が立つな。

観光客・・・・北朝鮮人って昼間から暇そうでやることがないのかな。

 

確かに北朝鮮を見世物のように扱ってお金儲けをしているのは気が引けました。

 

その他にもビザ無しで北朝鮮に入れる観光もあります。

業者に聞くと日本人も行けるらしいが、行って帰って帰ってこれなかったら困るのでお断りしました。

 

写真は5年前に撮ったものです。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北朝鮮

2022年09月11日 | 丹東

北朝鮮

丹東市は鴨緑江を挟んで川向うが北朝鮮案東

中国最大の貿易物流拠点で北朝鮮との貿易の70%はここを通過します。

 

写真で分かるようにビルらしき建物は見当たらない。

5年前までは丹東市に自家工場があったのでよく通ったところです。

 

 

 

私が住んでいる威海市より丹東市までは飛行機で1時間半の距離

 

Aー威海市(私が住んでいるところ)

Bー丹東市

C北朝鮮

 

ちなみに威海市から大阪まで飛行機で2時間半です

 

北朝鮮側から見た丹東市

 

こちらは北朝鮮と対照的に高いビルが立ち並んでいます。

夜になると丹東市側はネオンがきらめいているのと対照的に、北朝鮮側は真っ暗です。

北朝鮮人から見るとすごくパラダイスに見えていて一度は行ってみたい街と思っている。

 

北朝鮮の人口は2500万人

核実験以降、国連安保理は北朝鮮に対する経済制裁が実行されているのと、

コロナの影響で国民は貧困と飢えに苦しんでいます。

 

 

左の橋は中朝友好橋(橋は下が道路、上が列車、)

この橋を通って貿易を行います。

右側は鴨緑断橋、

1905年に日本人によって1911年10月に一番最初の橋が開通しました。

 

朝鮮戦争中の1950年に国連軍の爆撃を受けて北朝鮮側が落橋した。

現在は観光の名所となっていてチケットを買って落橋したところまで行くことができます。

 

鴨緑川をモーターボートに乗って北朝鮮のすぐそばまで行くことができるので、

人の生活感がまじかで見ることができます、次回紹介します。

 

写真は5年前に撮ったものです。

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丹東市の思い出

2022年08月09日 | 丹東

遼寧省丹東市のレストラン

 

2018年までは喜び組によるショーを見ることができた。

(2016年デジカメで撮影)

 

国連の対北朝鮮制裁で海外での就労ビザが凍結されて北朝鮮人の送還が義務付けられた

北朝鮮労働者はいないはずだが丹東市内には約3万人の北朝鮮労働者がいるらしい。

 

ブレブレの写真ですが雰囲気だけお楽しみください。

 

今では沢山あった店が閉店になり北朝鮮の美女とは会うことができない。

彼女たちは外貨を稼ぐために派遣されてきています。

 

貰った給料はほとんど本国に送られて手元に残るお金は200元(約4,000円)

買い物も一人で行くことが禁じられていて監視付き。

それでも彼女たちは国に残るよりは幸せです。

 

店に行ったとき日本人(私)が来ていることが分かり

北国の宿を日本語で歌ってくれた時、感動で涙が出た思い出がある。

女性にタッチは基本的には禁止、24時間監視されているので外に連れ出して食事もダメです。

 

国連の対北朝鮮制裁と拍車をかけてコロナの影響で国内は食糧が不足して大変なことになっているが、

ミサイルだけは元気に飛ばしているのは信じられない。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お隣さんの話題PartⅡ

2021年04月16日 | 丹東

手前の橋(鴨緑江断橋)

向こうに見えるのが(中朝友誼ゆうぎ橋)

 

 

 

鴨緑江橋は、朝鮮戦争の1950年に国連軍の爆撃を受けて北朝鮮側が落橋したが、

中朝友誼ゆうぎ橋は、空爆を想定して設計され、

部分的に破損しても残った部材が荷重を支えために落橋しなかった。

 

 

 

 

夜にはライトアップされていて綺麗だ

 

北朝鮮の物価は安い

人件費は、10~15元(約160~240円)

 

国境を超えて中国で働くと、

最低賃金は1800元(約29,000円)だが、

働いている本人の手元には、100元〔約1,600円)残ればいいところで、

殆どが管理費とか寮費などの名目で、残りは国に吸い上げられてしまう。

 

北朝鮮での生産は、当然人件費は安いので製造費は下がる。

問題は、中朝友誼ゆうぎ橋まで来る途中の道路状況が悪いために輸送コストが異常に高くなる。

 

しかし、それでも中国での生産よりは安くできるので、中国国内や韓国からの発注が多い。

日本は、北朝鮮とは国交がないのと経済制裁があるために直接の輸出入は禁止されているので

メイドインNorth Koreaでは販売することが出来ないが抜け道はある。

 

日本依頼ー中国ー北朝鮮製造ー中国輸入ー日本輸出のルートで

メイド・イン Chinaとして、北朝鮮製造の衣料雑貨品がたくさん日本に出回っている。

このことを知っている日本人はごく少数です。

 

今はコロナの影響で頼みの綱の中朝友誼ゆうぎ橋は封鎖されてしまっているので、

貿易は完全にストップしてしまっている。

 

正統派で利益を出すのはすごく困難なことです。

頭を使い危険を犯しているものが莫大な利益を得ているのが現実です。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする