もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

そんなことが!!

2023年04月08日 | 野党

 立民・社民会派の3名が参院本会議場から退場したことが報じられた。

 今の時期に恒例の「ボイコット」かと思いつつ、続きを読んで「そんなことが!!」と驚いた。
 退場したのは立憲民主党の牧山広恵(議員歴16年)・石川大我(議員歴4年)議員と、社民党の福島瑞穂(議員歴25年)党首で、特に牧山議員は立民ネクストキャビネット(NC)の法務大臣である。
 3議員の退場原因は「本会議で採決する法案(裁判所職員定員砲改正案)を審議した法務委員会で”本来反対すべきところを誤って賛成”した」ためとされているが、小学校低学年でもあるまいに国民の負託を受けた選良が賛否を間違って挙手すること等あるのだろうか。それとも、周りが挙手したので条件反射的に挙手したのであれば、小西議員の云う「サル」が本当に国会にいたことになるが(笑)。
 この報道で始めて知ったことであるが、委員会と本会議で賛否を変えると「除名処分」となるらしい。過去に日本でも予算案で賛否を翻して除名されたことがあったらしいが、国連などでは安保理事会では反対した国が総会では賛成しないものの棄権する例は多く、アメリカ大統領選でも代議員が別の候補者に投票した例も有ったと聞いている。党議拘束が極めて強い日本では自民党の世耕参院幹事長が「会派所属の議員が賛否を間違えるのは初めて見た」と云うほどの稀有な出来事である様である。
 かって、「定型句さえ覚えれば法務大臣は誰でもやれる」と放言して更迭された法務大臣がいたが、牧山NC法相の行為は「法案の中身を知らないでも法相は務まる」を地で行ったものであろうか。

 これまで立憲民主党の政策提案が少ないことから、折に触れて「ネクストキャビネット(次の内閣)は何をしているのだろう」と書いて来たが、NC閣僚である牧山議員・小西議員の所業を観ると、実際に国政を担当できるのだろうか、真剣に政権奪取を目的に活動しているのか不安に駆られる。
 立民の伝統芸である「首狩り・不信任案」を借りれば、閣僚の更迭・任命責任の追及によって泉政権は瓦解しても可笑しくない事態であるように思えるが、有権者の目くらましのためにお遊びで始めた「内閣ごっこ」にそこまで要求するのが間違っているのだろう。


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