リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

大活字本

2019-12-02 11:03:38 | 日記
ネットで新刊情報を受けているが、最近、電子書籍とともに「大活字本」
の案内も多くなった。
弱視者や小さな活字が読みずらいお年寄り用に編纂された本だけど、
以前はあまり見かけなかった。
 
まだ手にとって見たことはないが、活字の大きさは普通本の2倍以上で
ゴシック体、黒い背景に白い文字で印刷されているものなど、弱視者に
は読みやすく工夫されているようだ。
東京・神保町に大活字本専門の書店が6年前にオープンしたというから、
今では各地にも増えているだろう。
ネットで検索したら、「大活字本」で出版された本のリストも出ている。
 
弱視者にとってありがたい大活字本だが、かなり高価になっている。
既に出版されている本を組み直す手間や、活字が大きくなる分ページ
数が増えるので700円前後の普通文庫本でも、大型活字化すれば2
倍ほど高くなるようだ。
そのあたりの「値上がり」が、読者には悩ましいところだろう。
 
活字の大型化は、新聞が先行して実施されたように思う。
30年ほど前の鉛活字時代では、1段に15文字でとても小さかった。
その後、読みづらいとの読者の声にこたえて、数次にわたって大型化し、
1段の上下幅も広げて11~12字組みになっている。
鉛活字時代は、文字を大型化するには活字鋳造機からすべて対応し
ければならず、巨額の投資が必要だったため、大型化が進まなかった。
しかし紙面がコンピューター制作になると、文字の大型化は容易にできる
ため、各社とも文字(フォント)を大きくして読者のニードに応えた。
文字が大きくなると掲載する情報量が少なくなるので、限られた紙幅とど
う折り合うか・・・記事の簡略などに工夫を凝らし、情報量の減少に備えた。
 
大活字本が進む一方で、従来の小さな文字の読書用に拡大鏡(眼鏡型
ルーペ)が流行っている。
テレビCMによく登場する「ハズキルーペ」がよく知られ、私も持っている。
倍率は1.3倍程度が最適とか。
文字が大きく読めて便利だが、私の場合は長時間使用すると目が疲れる。
幸い、まだメガネなしで読書できるので、拡大鏡は今のところお呼びじゃな
い。
 
   大活字本のネット広告
    
    
 
     眼鏡型ルーペ
     
   
 

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