明日(24日)から東京パラリンピックが開幕する。
1964年の先の東京オリンピックから、パラリンピックも同じ時期に開催されるように
なったというが、当時は今日ほどはあまり関心を呼ばなかったように思う。
大会に初めて参加した日本選手が「外国選手の表情があまりに明るくのびのびしているの
にびっくりした」と述べているのを、新聞で読んだことがある。
当時は、パラリンピックに対する日本の大方の感想は、健常者とは別の「身体障碍者の特
別なスポーツイベント」と見ていたように思う。
だから参加する選手もどこか悲壮感にとらわれていたから、外国選手の明るく伸びやかな
表情に驚いたのかもしれない。
私自身も当時は「障害ある人のスポーツ、たいへんだろうなあ」と、身構えて特別視してい
たように思う。
しかし今ではそんな感想を抱く人はほとんどおらず、健常者の大会と同じようにメダル争
いに一喜一憂し、観戦、応援している。
日本選手たちの活躍が、オリッピクの時と同じようい感動を与えてくれるでしょう。
大会は明日から9月5日まで、20の種目で熱戦が繰り広げられる。
車いすラグビーのように激しくぶつかり合うゲームもあり、テレビ観戦が楽しみだ。
マラソンは42.195キロの距離を、伴走者と足の運びや歩幅もそろえ、呼吸も合わせ
て走ると聞き、驚く。
日本選手の活躍で、メダルもたくさん取ってほしい。
コロナの感染拡大が心配だけど、選手もスタッフたちも徹底した予防策を取って、どうか
最後まで無事に行われますように。
<パラリンピックのシンボル>