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リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

仁徳さん、世界遺産に

2019-05-15 10:39:00 | 日記
「仁徳さん」と地元大阪堺市で親しまれてきた「仁徳天皇陵古墳」が、世界
文化遺産に登録されることになった。
 
正式には6月末からアゼルバイジャンで開かれるユネスコ世界遺産委員
会で決まる。
大阪で初めての世界遺産が、4度目の挑戦で誕生した。
運動を進めてきた関係者の喜びも、ひとしおだろう。
 
   
 
歴史ある大阪で世界遺産が一つもなかったというのは意外だが、これで
京都、大阪、奈良、兵庫、和歌山、滋賀の近畿2府4県すべてに世界遺
産がそろうことになった。
仁徳天皇陵が登録されれば、日本の世界遺産は文化19自然4の計23
件となる。
 
仁徳天皇陵は、4世紀から5世紀にかけて築造された古墳群では最大の
前方後円墳の陵墓。
墳丘の長さ486メートルで、世界最大級の墳墓と言われている。
他に425メートルの「応神天皇陵」などがあり、一帯は「百舌鳥(もず)・古
市古墳群」と言われ、申請した49基の古墳がすべて認められ「満額回答
だ」と地元は胸を張る。
 
仁徳天皇陵はあまりにも規模が大きいため、地上からはこんもり茂った小
山にしか見えない。
上空写真で見る全景は壕に囲まれた見事な前方後円墳の優美な姿で、世
界に類のない日本独自の墳墓だ。
フク王ピラミッド(エジプト)、秦始皇帝陵(中国)とあわせて「世界三大墳墓」と
言われている。
 
仁徳天皇陵には2度ほど訪れ、正面の「拝所」に参拝した。
手を合わせながら墳墓には何が埋設されているんだろうか、と想像をたくまし
くしたものだ。
ヘリによる上空遊覧飛行もあるとか、機会あればぜひ体験したい。
 
   
 
周辺住民は「仁徳さん」と親しみを込めて呼んでいるそうで、これからは「世界
遺産の仁徳さん」と誇らしく呼ばれることだろう。
堺にはカメラ大好きのおばちゃんたちがいる。
喜んでいるだろうなあ、おめでとう!