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リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

小さい春

2022-01-10 12:01:15 | 写真

8日(土) 昨日病院からもらったヘルペスの痛み止めの薬が効いたのか、昨夜は熟

睡、起きたのは10時。雨戸を開けると眩しい光が飛び込んできた。寒さもひどくな

く、さわやかなお目覚め、といった感じ。

昨夜読み始めた佐伯泰英さんの書下ろし時代小説「空也十番勝負青春篇 異変ありや」

(文春文庫)の続きを読む。表紙カバーの略歴によると佐伯さんは1942年生まれ

とあるから78歳、私より2歳若い80歳。パソコンをたたきすぎて腱鞘炎になるほ

ど書いて、ベストセラーを次々生み出しているのだから、すごい。

佐伯さんは文庫本書き下ろしの元祖のような作家で、愛好者を喜ばしている。単行

本→文庫本のコースは、2年ほど待たなければならないが「文庫本書き下ろし」だと

初版本から安価な文庫本価格ですぐに読める。今では佐伯さんに刺激されたのか、文

庫本書き下ろし作家は辻堂魁、畠山健二、上田秀人、坂岡真、鈴木英治、坂井希久子

さんたちが続いているので、愛好者にはとてもありがたい。

 

9日(日)10時に起床、相変わらずの寝坊。外は、昨日よりさらに寒さが緩み、穏

やかな朝。のろのろ朝食をとって、またのろのろと新聞を読む。相変わらずコロナの

ニュースばかり。

今年最初の3連休の真ん中。午前中、花壇やプランターの草花に水を撒く。

庭の隅っこで、スイセン咲き出す。小さな春を見つけた気分。

 

午後から大学ラグビーの帝京対明治の決勝戦を見る。別にどちらを応援するわけでも

ないが、学生たちの肉弾相打つ激しい戦いを見るのが気持ちいい。帝京の方が一枚う

わて、明治の猛追をかわして逃げ切り優勝した。

昔は新年スポーツと言えば大学ラグビーで、必ず母校の同志社が決勝に残っていたの

で、熱心に応援したものだ。53歳で夭逝した天才ラガー平尾誠二、大型の重戦車の

ごとく疾駆する大八木淳史とともに向かうところ敵なし。大学選手権3連覇を果たし、

黄金時代を築いた。当時の血沸き肉躍る(骨乱れ飛ぶ?)ラグビー観戦を思い出し、懐

かしかった。

 

 📚 心に響いた名文 📚

人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。

丸いものはごろごろどこへでも苦なしに行けるが

四角なものはころがるに骨が折れるばかりじゃない、

転がるたびに角がすれて痛いものだ。

どうせ自分一人の世の中じゃなし、

そう自分の思うように人はならないさ。 

         夏目漱石「吾輩は猫である」(講談社)

 

 🌸 陽だまりに咲くスイセン、小さな春を見つけた気分


冬至大好き

2021-12-23 11:22:39 | 写真

21日(火)8時50分に起床、雨戸を開けると眩しい朝の光が飛び込んでくる。今日も

良い天気の予感。

明日は冬至、ますます寒くなるけど日脚が徐々に長くなるから、何となく春への希望が見

える好きな日だ。娘はお風呂に入れる柚子を買ってきた。私は明日スーパーでカボチャを

買って夕餉のおかずに加えよう。

 

・買い出し 豚肩ロース塊(米国産)361円、木綿豆腐67円、ブナシメジ98円、大

根1/3カット58円、板こんにゃく78円、カットゴボウ98円、人参38円、キュウリ

68円、ワッフル(おやつ)148円。

 

<夕餉>ごはん、きゅうりと豚肉の味噌炒め、けんちん汁、昆布の佃煮、梅干し、漬物。

(けんちん汁に野菜をいっぱい入れたので、おかずを一品減らした)

 

ところで、けんちん汁ってけったいな名前やなあ、と思いながらこれまで度々作ってきた。

そこで「けんちん」の意味を調べてみたら、この呼び名は鎌倉時代に創建された禅寺建長寺

(けんちょうじ)が発祥といわれ、「建長寺の汁」が「建長(けんちん)の汁」→「けんち

ん汁」となり、広まった説が有力と分かった。

建長寺の精進料理だったから、具は野菜(主に根菜)だけ。同じような具材に豚肉を使う

「豚汁」とは一線を画している。

もう一つ、中国料理の巻繊(けんちん、刻み野菜と豆腐を炒め、油揚げや湯葉で包

んで揚げた料理)から来たという説もあるという。

 

22日(水)今日は冬至、1年で一番日脚の短い日。この日を境に昼間の時間がだんだん

延びて、6月の夏至まで至る。

7時ごろ、名前を呼ばれた気がして思わず「は~い」と大きな声を出して目が覚めた。出

勤前の娘に聞こえていて「夢を見たな、前にもそんなことあったね」と笑われた。

確かにはっきりと聞こえたが、あれは幻聴だったのだろうな。以前にも覚えがある。

ついでに雨戸を開けたら、空はどんより曇っている。再び布団に潜り込み、9時に起きる。

カナが掛け布団の上から背中にくっつくようにして寝ていた。

 

さて、何となくうれしい冬至。日が短いと家事する素人主夫でも日が短くなるので、時間

に追っかけられるようで気ぜわしい。冬至を境に、逆に昼間の時間が延びることは、自

の残り少ない時間も永くなるような気もして、なんとなくうれしい。何より新しい年が明

けて、暖かい春がめぐってくる実感が感じられるのだ。日陰になっている庭の草花も日差

しが戻って来るから、嬉しいだろう。だから冬至大好き。

この日は昔は夏から保存したカボチャを食べ「厄を払う日」とも言われ、一陽来復、運気

が上向くという。今はいつでもカボチャが食べられるから「冬至のかぼちゃ」の本来の意

味が薄らいでいるが。

またこの日降る雨を「冬至雨」という。雨が降るとさらに昼間の明るさが奪われ、冬の厳

しさが一段と増す。     「雨ことば辞典」(倉島厚、原田稔、講談社学術文庫)

 

・買い出し 豚ミンチ258円、カレイの一夜干し356円、そぼろあんの素98円、イ

ンゲン158円、トマト398円、ミニトマト198円、カボチャ227円、キュウリ2

本136円、チーズデザート(おやつ)238円。

<夕餉> ごはん、カレイの一夜干し、カボチャと豚引き肉のそぼろ煮、昨夜のけんちん

汁(残り物だけど味が沁みてチョー美味しい!)、昆布の佃煮、梅干し、漬物。

 

  冬至の午後、日は南西に傾き長い影・・・・画面も傾いたりして^^


湯たんぽシーズン

2021-10-26 10:52:38 | 写真

10月24日 いくら日曜といっても、10時半近くまで寝ることはないよね。

今朝はそんな朝寝坊をしてしまった。いつもなら8時半にはカナがベッドにドンと飛び乗

ってきて「起こして」くれるのだが、今朝はどうしたことか来なかった。「カナのせいで

朝寝坊した・・・」と、いささかお門違いの理由をブツクサつぶやく。

昨夜、読み始めた「吉原裏同心」が面白く、1時半まで読んでいたのがいけなかったのかな?

で、いつものメニューの朝食は11時前となった、やれやれ。

 

<昼餉>娘調達のスーパーオアシスのお寿司。東北特集をやっていたとかで、分厚いサバ寿

司とマグロの巻き寿司。

 

寒いから戸外に出ず、午後2時からタイガースと広島カープのデーゲームをTV観戦。大物

新人の佐藤輝君が2か月ぶりの豪快な3ランホームランを打って快勝。

ナイトゲームでヤクルトがジャイアンツに勝ったので、マジックは2に。ジャイアンツ、し

っかりせんかい!

 

<夕餉>(娘が調理) ごはん、ハンバーグ、キノコのバターソテー、ゴボウの甘辛煮、ア

ボガドとトマトのサラダ、昆布の佃煮、梅干し。

 

31日の投開票日が迫っている総選挙。自民と公明の与党議席は過半数獲得しそうと各メディ

アが予想。そりゃそうだろ、最大野党の立憲民主党が数合わせの思惑を秘めて共産党と組む

から。民主に票を入れたいと思っている有権者が離れていくのは当然。共産党と組んで上手

くいくはずがないだろ。第一、最大支持組織の連合がそっぽを向いている。自民・公明党が

勝つだろう。

 

湯たんぽ入れ始める。もうそんな季節なんだ。来年3月末ごろまで湯たんぽの季節が続く。

湯たんぽが足元を包む優しい暖かさが、心の安らぎと穏やかな眠りをもたらしてくれる。もう

何十年も、冬の就寝時の暖房に欠かせぬ暖房器具だ。

 

25日 冷たい雨が降る週初めとなった。しばらく降っていなかったので、庭の草花にはちょ

うどよい恵みの雨。

起きたのは8時40分だから、寝坊常習犯にしてはまあまあか。

 

NHKテレビの「ストリート・ピアノ」を観る。テレビが置かれている場所によって「空港ピア

ノ」や「駅ピアノ」「街角ピアノ」になる。

今回はノルウエーのオスロ空港とチェコのプラハの駅からだった。例によって高校生や旅行者な

ど様々な通りすがりの人がピアノに立ち寄って得意の曲を弾いていく。

プロもいる。習いたてのおじさんもいる。自作の曲を弾いていく人もいる。演奏後それぞれ音楽

への思いを語って離れていく。周辺の空港や駅、街角の雰囲気も挿入されて、気持の良い番組だ。

日本でも各地にストリート・ピアノが置かれていて、神戸では元町のべデュオこうべ(地下街)

や西神ニュータウン地下鉄駅など30か所近く設置されて、時々NHKが取り上げて放映している。

 

午後も冷たく雨が降るので、杖をついて傘をさしての買い出しは危険なので中止。買い置きの冷

凍コロッケが賞味期限が迫っているので使う。他は冷蔵庫に眠っている残り物の総菜で済ます。

今夜から辻堂魁「風の市兵衛 斬雪」(祥伝社文庫)を読む。これもNHK時代劇に登場したシリ

ーズで、書き下ろしの30巻目。

冷凍室にハーゲンダッツのアイスクリームが長い間入れたままになっているので、賞味期限が来

る前に食べてしまおうと、午後のコーヒータイムに食べたが、冷たさに思わずぶるぶる…

夕方、湯たんぽ2個にお湯を沸かして入れる。

 

<夕餉>ごはん、冷凍コロッケ、ポテトサラダ、ボルシチ(既製品)、昆布の佃煮、梅干し。

 

  NHK放映の駅ピアノ(チェコ・プラハ)

   優しい暖かさで包んでくれる湯たんぽ


10月7日 「富士日記」読了

2021-10-08 14:58:58 | 写真

6日 今日はカナが起こしに来ないので、8時40分起床。(寝坊はカナのせい?)

娘はすでに出勤している。早速お湯を沸かし仏さんにお茶を供える。

新聞は1面から社会面まで、ノーベル賞物理学の真鍋淑郎さんのことが大きく報じられ、

日本中が喜びに沸いているようだ。

いつものメニューで朝食。新聞流し読み、1面のコラムだけは毎日必ず読む。 

何人かのブロガーにホトトギスが咲いた、と出ていたので我が家の庭も探したが、まだ咲い

ていない。小さく育ってはいるようだけど。

 

昼飯 ごはん、昨夜残ったなすの揚げ煮、同じく昨夜残った刻み細ネギに溶き卵を混ぜて卵

焼き、結構いけた。デザートにミカン。

アサギマダラが来たらすぐ撮れるように、庭への出るところにカメラを置いてスタンバイして

いるがまだ来てくれない。

 

イオンへ夕ご飯の食材買い出し 鶏もも肉613円、ちくわ磯辺揚げ298円、里芋1パック

298円、餅68円、みかん398円、リンゴ1個198円、人参1本58円。

 

夕飯 ごはん、里芋と鶏モモ肉のさっと煮、リンゴと人参の甘酢サラダ、チーズ入りち

くわの磯辺揚げ、昆布の佃煮、梅干し。

今夜もタイガースが勝って5連勝!でもホームランでしか点が取れないのが気になる。

 

7日 8時40分に起床、相変わらずの朝寝坊。涼しいひと時を半分寝ぼけて過ごすのは快

適そのもの。カナは「今頃起きたの」と近寄ってきた。

仏さんにお茶を供えた後、いつものメニューで朝食準備していただく。

 

武田百合子さんの「富士日記」読了。

見舞客の竹内好、埴谷雄高さんが帰った後、「かんビールを下さい。別に怪しい者で

はございません」と駄々をこねる泰淳さんの言葉を添えて、百合子さんが日記の筆を

置いている。昭和51年9月21日。

ご主人で文豪の武田泰淳さんが65歳で亡くなったのは、昭和51年10月5日。

 

昼飯 ごはん、昨夜の残り物の里芋と鶏肉のさっと煮。一晩明けると味が沁み込んで、美

味い!煮汁も全部食べつくした。デザートにリンゴとミカン。

 

夕飯の買い出しにイオンに行く。からすガレイ切り身2切364円、ししゃもみりん星98円、

合鴨とネギ208円、ブナシメジ138円、インゲン98円、あまながピーマン78円、生椎茸98

円、レンコン298円、片栗粉118円

 

夕飯 ごはん、カラスガレイの揚げ煮、カボチャの甘煮、甘長のソテー、総菜売り場で合鴨

のパストラミ(燻製)

 

タイガース、痛い痛い逆転負け。抑えの要である岩崎を温存して新人に投げさせ、逆転ホー

ムラン打たれる。ヤクルトは巨人にサヨナラ勝ち。

矢野監督は岩崎を温存したというが、優勝争う最終コーナーの段階で必勝投手温存はない

よ。甘いぜ、矢野ちゃん。

 

ノーベル文学賞はアフリカ・タンザニア出身の作家に決まった。

今回も村上春樹氏は選ばれなかった。しょせんは英国のブックメーカー(賭け屋)の興味対

象になるだけの作家か。期待のハルキストさんたち、お疲れさま、残念でした。

 

  フジバカマの蜜を吸うキミは何というチョウ?アサギマダラ呼んできてよ

   町内のお寺の掲示板、何となくユーモラス

 


懐かしい流し撮り

2021-09-04 15:42:50 | 写真

今日も朝から秋雨が降る。テレビでパラリンピックを見る。

足が不自由になったこととコロナ禍が怖いので外出する機会をほとんど奪われ、日記のネタ

も底をついてきたので、古いアルバムを引っ張り出してきた。

もうカメラを提げて遠出できなくなったが、せめてアルバムをめくって元気になろうか。

4~5年前の「流し撮り」を覚えたころの写真が出てきた。不鮮明で下手だけど、懐かしい。

動きの激しい被写体なのに、SS30~50のスローシャッターで鮮明に撮る難しさに閉口したけ

ど、カメラ初心者は果敢に?挑戦したものです。

 

👆 伊丹空港のスカイパークで。目の前を轟音を響かせ飛び立つジェット機を半日追ったが、

スピードが速くてなかなか捕まえられず、良い構図にならない。

手撮りだからブレブレ、それでも楽しい撮影行でした。

 

  👆 近くの午後の公園で。春の日差しを受けてゆっくり歩む老夫婦、穏やかで暖かい私の好

  きな風景。車いすを押すご主人、何を語りかけているのだろう。

 

  👆パラリンピック「銀」の選手かな?武庫川の西宮河川敷をかなりのスピードで走って

  いた。折しもパラリンピックで西宮出身の大矢選手が銀メダルに輝いたが、同じヘルメ

  ットだ・・・この人だろうか。

 

  👆武庫川河川敷を自転車で集団下校する生徒さんだろうか。

 

  👆園田競馬場で。ドドドドッと走り抜ける馬たちの迫力に圧倒されて、カメラで追うのに

  必死だった。

 

  👆かつての人気新幹線エヴァンゲリオン。もう走っていないから、貴重流し撮り写真?

    👆新幹線も美しい

  いずれも尼崎市武庫川の171国道の大橋から写す。

 

  👆阪急電車 美しいマルーンの車体が映える(神戸線にて)