CAROT ONE ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION

戯休「今日はユキムから発売されるCAROT ONEのプリメインアンプ『ERNESTOLONE PHONO EXV EVOLUTION』のお話。」
執事「このメーカーも大分精力的に製品を開発しますのぅ。」
戯休「それだけ人気があるのかもしれないね。　そんなに個々がどうこうって話は聞かないけど。」
魔女「ま、不人気だったらこうはならないさね。　今日のは改良機かい？」
戯休「ずばり真空管がレギュラーモデルと違うってモデルだよ。」
執事「真空管アンプについては、それこそ一番影響するのではというポイントですなぁ。」
戯休「軍用の特別高信頼管だそうで、長年保存されてたものらしいよ。」
魔女「へぇ？　じゃあもしかしなくても限定販売なのかい。」
戯休「限定50台。　お求めの方はお早めに、だね。」
執事「しかしいつもながら皮肉なものですのぅ。　こと真空管に関しては、こうしたデッドストック物のほうが尊ばれたりするのですからな。」
戯休「というより、今は高性能な真空管を作ろうとするところがほとんどないって事なのかね。　頑張ればどうとでもなりそうだけど。」
魔女「一部の人気管のみなら、国内某社が高級品を生産してるって話だけどねぇ・・。」
戯休「何しろ、今真空管使うのって、オーディオ関係かギターアンプか位のもんでしょ。　採算が取れなさ過ぎる。」
執事「そのどちらにおいても、趣味性が高い位置での使用ですしのぅ・・・。」
戯休「国内外問わず、頑張っていただきたいもんですわ・・・。」
魔女「ま、差し当たってはこういう管に頼るがベストって事さね。」
戯休「しょっぱい言い方をすると、管を差し替えるだけでこういう限定品を出せて便利という話にもなるけど、かといって普通にこういう貴重管が入手出来るかというとそうもいかず・・。」
執事「調整も必要ですしな。　そこは素直にメーカー・販売店の企業努力に甘えるが吉ですな。」
戯休「正確には、この管に合わせてオペアンプも交換してるそうだから、『差し替えるだけ』でもないのだけれど。」
魔女「・・・そこ、大分重要なポイントじゃないのかい・・。」
戯休「価格は84800円と、前と比べて5000円差。　その辺も考慮すると、むしろ安価と思うべきかもしれないね。」
執事「ほほう、元々からして印象に比べて結構しますなぁ。」
戯休「フォノイコも付いてるし、無理はないかも。　小型でデジアンでないのなら、安くするにも限度があるでしょ。」
魔女「あまり安価でも逆に信頼性を疑っちまうもんさね。　そのくらいのほうが説得力があるってもんさ。」
戯休「無理のないスピーカーで無理のない音量でゆったり楽しむ・・・見た目の印象もあって、そういうのにピッタリじゃなかろうか・・・。」
執事「その組み合わせるスピーカーを探すのが大変そうですがの。」
戯休「それにしても、貴重管か・・・。　俺が今のアンプを買った時も国産の貴重な管と言われてたんだが、果たしてそれは本当なのか、本当だとしてどういう管なのか、さっぱりっすなぁ・・。」
魔女「もう製作者にも確認取れないしねぇ・・・。」
戯休「その辺がはっきりすればドナドナの助けになるんだけど・・・どうしたもんか・・・・。」