修道女「・・・で、こっちのこの煮物はですね、出汁が恐らく・・・」
侍女「・・・成程、そこで敢えて定石から外したのでございますね・・・」
司祭「クックック・・・。 早速、デパ地下試食巡りの旅の検討会ですかね?」
侍女「修道女様は流石でございますです。 確かな味覚と推測がとても参考になるのでございます。」
修道女「次女様はジャンルを問わず熱心ですよね。 どうしても自分の得意なものを突き詰めちゃうものなんですけど・・・。」
司祭「そうした情報交換は結構ですが、急ぎ過ぎでは? 裏に戻るはまだ時間があるのでしょう?」
侍女「それがでございますね・・・昨日、殿下が泣きながら用意したお食事を美味しい美味しいと食べて下さいまして・・・。」
司祭「ククッ・・・。 実に結構ではないですか。 食事が美味しいことは即ち生の喜び。 ポカパマズ神も奨励されております。」
侍女「ですが、あまりにも鬼気迫るご様子でして・・・・気になって伺ったら、真顔になって『食の特異点を見た』と仰るのでございます・・。」
修道女「食の特異点、ですか?? 一体何があったんでしょう??」
司祭「大概そういう時の暗躍は誰が関わっていたか読めますが・・・何があったかまでは知りたくないですねぇ、ええ。」
修道女「あ、そうだ。 司祭様、これから色々試食品の再現をしてみたいんで、ご飯はそれからになりますけど、いいですか?」
司祭「遅くなるということですね? ええ、構いませんよ。 それまでは侍女殿にお土産で頂いたこのお弁当をいただくとしましょう。」
侍女「え? 私、そんなの持ってきていないでございますよ?」
司祭「では信者の方が持ってきてくれたのでしょう。 毒性はないみたいですし、早速・・・・(ぱくっ)」
修道女「どなたか確認してからでないと駄目じゃないですか!・・・・司祭様?」」
司祭「ククッ・・・クククッ・・・・クククククククッ・・・クーックックックックックックッ・・・!!」
侍女「笑い茸でも入っていたのでございますかっ?!」
修道女「違います! これは・・・これは司祭様が『笑うことしか出来ない』状況になってますっ! 他に言葉が出なくて、それで・・!!」
司祭「クククククククククッ・・・・・クヒャククク・・・・クヒョクウウウウウウワイエオエ・・」
修道女「ああもうどんどん笑い声どころじゃなくなって・・!!」
侍女「ビックリさせれば止まるでございましょうかっ?! それとも人という字を三回手の平に書いて・・・・」
司祭「・・・あ、何も言えぬのであれば、黙れば良かったんですねぇ・・・。 これは盲点でした、ええ。(バキッ!!)おぶぅぅぅっ?!!」
・
・
・
戯休「今日は各所でそこそこ話題。 FEPの家具調液晶テレビ『EREO』のお話をしましょう。」
修道女「わぁ・・・私、これはとても落ち着きます・・・。」
司祭「相変わらずレトロ趣味ですねぇ・・・。 ただ、それが悪いというわけでは決してありませんがね。」
侍女「古い物は大事に使っていれば相応に長持ちするでございますけど、TVはそうはいかぬから困るでございます・・。」
戯休「アナログ放送が停波しちゃあね・・。 ビデオ入力があればまだいけるけど、こういった家具調になるとどうしても・・・。」
司祭「そこでこういうものが企画されたのでしょうが・・・実際どうなのですかね? いかにもツッコミどころが多そうですが。」
戯休「そりゃあもう。 企画そのものはとても好意的に受け止められている反面、真に昔ながらを求められると弱いのさぁ。」
修道女「そうなんですかぁ・・・。 一番期待しちゃうのが操作ダイヤルだったりしますけど・・・。」
戯休「皆が皆そこに目が行くが・・・無論フェイクだ! 実はお遊びで回せばロータリー式にチャンネルが変わるかとも思ったけど、無理だった。」
侍女「もう一つをボリュームつまみにするとかすれば、決して無駄では無さそうにございますけど。」
戯休「直結しないでリモコン動作にすれば可能とは思うけど・・・そこまで開発する余力はなかったんだろう。」
司祭「ある程度の利益の見返りが見込めればそう踏み切るでしょうがねぇ。」
修道女「良いと思う私でも、皆様に広く受け入れられるかと言われると・・・難しいと思います・・・。」
戯休「この家具がまた岐阜県飛騨地方の職人さんがしっかり作ったものでそうでね・・。 とても良いものの反面、価格も高騰しちゃってて。 一応定価は約9万円だそうな。 今は1万円引きっぽいけど。」
侍女「それは・・・レトロな趣味というだけで欲するには、少々ハードルが高いのでございますよ・・。」
戯休「ちなみにTVの性能は、19V型で解像度が1366×768だったりする。」
司祭「今時新品でその性能なのですか? 他に大きな魅力があるとはいえ、その価格で? それはそれは・・・。」
修道女「言いたくないですけど・・・売れ残ったTVをどう売るかの一環に思えてきました・・・。」
戯休「でも、低価格液晶TVと専用高級家具のセット販売と思えば、色々辻褄は合うとは思う。」
司祭「ククッ・・・。 これは中々判断の難しい商品ですねぇ。 実際にこうしたTVを使用していたご年配の方々にお薦めしたい気持ちはありますが・・。」
戯休「正直、最初に一目見た時は、手放しで素敵と思ったよ、俺。 こら堪らんとばかりに色々説明を見たら、熱も下がったけどさ。」
侍女「店側からいたずらにご年配の方々に薦める行為だけは控えていただきたいものでございます。」
戯休「まったくだ。 もし解像度がアレでも、画面が小さい上に視力も衰えてるだろうと舐めて掛かったら・・・怒られるでぇ?」
修道女「今、パソコン屋さんででも、どこかのお店がお年寄り相手の不誠実な商売で炎上してますもんね・・・。」
戯休「それと比べるのはあまりにも失礼だけどな! 必要な事をきちんと説明して、双方納得した上で売買に至る・・・そんな誠実さが高級品のやり取りには必要なのさ・・・。」
司祭「しかしですねぇ・・・これ、直販サイト専売だそうですがねぇ?」
戯休「なん・・・だと?! それってそもそもにして御年配の方々に売るにはハードル高くねぇ?!」
侍女「店頭でネット販売操作をさせる、パソコンのBTO実店舗形式で対応でもするのでございましょうか??」
戯休「まあ好調ならまた話題になるだろうし・・・その時に評判をまた調べてみるとしましょう・・・。」
侍女「・・・成程、そこで敢えて定石から外したのでございますね・・・」
司祭「クックック・・・。 早速、デパ地下試食巡りの旅の検討会ですかね?」
侍女「修道女様は流石でございますです。 確かな味覚と推測がとても参考になるのでございます。」
修道女「次女様はジャンルを問わず熱心ですよね。 どうしても自分の得意なものを突き詰めちゃうものなんですけど・・・。」
司祭「そうした情報交換は結構ですが、急ぎ過ぎでは? 裏に戻るはまだ時間があるのでしょう?」
侍女「それがでございますね・・・昨日、殿下が泣きながら用意したお食事を美味しい美味しいと食べて下さいまして・・・。」
司祭「ククッ・・・。 実に結構ではないですか。 食事が美味しいことは即ち生の喜び。 ポカパマズ神も奨励されております。」
侍女「ですが、あまりにも鬼気迫るご様子でして・・・・気になって伺ったら、真顔になって『食の特異点を見た』と仰るのでございます・・。」
修道女「食の特異点、ですか?? 一体何があったんでしょう??」
司祭「大概そういう時の暗躍は誰が関わっていたか読めますが・・・何があったかまでは知りたくないですねぇ、ええ。」
修道女「あ、そうだ。 司祭様、これから色々試食品の再現をしてみたいんで、ご飯はそれからになりますけど、いいですか?」
司祭「遅くなるということですね? ええ、構いませんよ。 それまでは侍女殿にお土産で頂いたこのお弁当をいただくとしましょう。」
侍女「え? 私、そんなの持ってきていないでございますよ?」
司祭「では信者の方が持ってきてくれたのでしょう。 毒性はないみたいですし、早速・・・・(ぱくっ)」
修道女「どなたか確認してからでないと駄目じゃないですか!・・・・司祭様?」」
司祭「ククッ・・・クククッ・・・・クククククククッ・・・クーックックックックックックッ・・・!!」
侍女「笑い茸でも入っていたのでございますかっ?!」
修道女「違います! これは・・・これは司祭様が『笑うことしか出来ない』状況になってますっ! 他に言葉が出なくて、それで・・!!」
司祭「クククククククククッ・・・・・クヒャククク・・・・クヒョクウウウウウウワイエオエ・・」
修道女「ああもうどんどん笑い声どころじゃなくなって・・!!」
侍女「ビックリさせれば止まるでございましょうかっ?! それとも人という字を三回手の平に書いて・・・・」
司祭「・・・あ、何も言えぬのであれば、黙れば良かったんですねぇ・・・。 これは盲点でした、ええ。(バキッ!!)おぶぅぅぅっ?!!」
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戯休「今日は各所でそこそこ話題。 FEPの家具調液晶テレビ『EREO』のお話をしましょう。」
修道女「わぁ・・・私、これはとても落ち着きます・・・。」
司祭「相変わらずレトロ趣味ですねぇ・・・。 ただ、それが悪いというわけでは決してありませんがね。」
侍女「古い物は大事に使っていれば相応に長持ちするでございますけど、TVはそうはいかぬから困るでございます・・。」
戯休「アナログ放送が停波しちゃあね・・。 ビデオ入力があればまだいけるけど、こういった家具調になるとどうしても・・・。」
司祭「そこでこういうものが企画されたのでしょうが・・・実際どうなのですかね? いかにもツッコミどころが多そうですが。」
戯休「そりゃあもう。 企画そのものはとても好意的に受け止められている反面、真に昔ながらを求められると弱いのさぁ。」
修道女「そうなんですかぁ・・・。 一番期待しちゃうのが操作ダイヤルだったりしますけど・・・。」
戯休「皆が皆そこに目が行くが・・・無論フェイクだ! 実はお遊びで回せばロータリー式にチャンネルが変わるかとも思ったけど、無理だった。」
侍女「もう一つをボリュームつまみにするとかすれば、決して無駄では無さそうにございますけど。」
戯休「直結しないでリモコン動作にすれば可能とは思うけど・・・そこまで開発する余力はなかったんだろう。」
司祭「ある程度の利益の見返りが見込めればそう踏み切るでしょうがねぇ。」
修道女「良いと思う私でも、皆様に広く受け入れられるかと言われると・・・難しいと思います・・・。」
戯休「この家具がまた岐阜県飛騨地方の職人さんがしっかり作ったものでそうでね・・。 とても良いものの反面、価格も高騰しちゃってて。 一応定価は約9万円だそうな。 今は1万円引きっぽいけど。」
侍女「それは・・・レトロな趣味というだけで欲するには、少々ハードルが高いのでございますよ・・。」
戯休「ちなみにTVの性能は、19V型で解像度が1366×768だったりする。」
司祭「今時新品でその性能なのですか? 他に大きな魅力があるとはいえ、その価格で? それはそれは・・・。」
修道女「言いたくないですけど・・・売れ残ったTVをどう売るかの一環に思えてきました・・・。」
戯休「でも、低価格液晶TVと専用高級家具のセット販売と思えば、色々辻褄は合うとは思う。」
司祭「ククッ・・・。 これは中々判断の難しい商品ですねぇ。 実際にこうしたTVを使用していたご年配の方々にお薦めしたい気持ちはありますが・・。」
戯休「正直、最初に一目見た時は、手放しで素敵と思ったよ、俺。 こら堪らんとばかりに色々説明を見たら、熱も下がったけどさ。」
侍女「店側からいたずらにご年配の方々に薦める行為だけは控えていただきたいものでございます。」
戯休「まったくだ。 もし解像度がアレでも、画面が小さい上に視力も衰えてるだろうと舐めて掛かったら・・・怒られるでぇ?」
修道女「今、パソコン屋さんででも、どこかのお店がお年寄り相手の不誠実な商売で炎上してますもんね・・・。」
戯休「それと比べるのはあまりにも失礼だけどな! 必要な事をきちんと説明して、双方納得した上で売買に至る・・・そんな誠実さが高級品のやり取りには必要なのさ・・・。」
司祭「しかしですねぇ・・・これ、直販サイト専売だそうですがねぇ?」
戯休「なん・・・だと?! それってそもそもにして御年配の方々に売るにはハードル高くねぇ?!」
侍女「店頭でネット販売操作をさせる、パソコンのBTO実店舗形式で対応でもするのでございましょうか??」
戯休「まあ好調ならまた話題になるだろうし・・・その時に評判をまた調べてみるとしましょう・・・。」
ホント、老々介護の末期症状の中に放り込まれると、朝から晩までこき使われて身が持たないです。
あと見覚えのないものを「無くなった、探して」つーのはご勘弁。最終日なんか翌日新幹線乗るってのに、夜11時に寝たら午前1時に叩き起こされて探し物。。。
さてさて、今日の商品ですが、魔改造にはもってこいですね。
半端な液晶テレビなんかとっ外して、さて、何を組み込みましょうか。
あと嬉しいのが、テレビの上を物置に出来るってこと。うちでもやってましたよ。印鑑、朱肉、リモコン、DVD、新聞、何でも置けて助かりますね。
これで半額ならまじ買います。で、どう改造するかで悩むでしょう。ではまた。
色々大変だった御様子、お疲れ様でした。
しかし・・・魔改造てww
久し振りに聞きましたww
TVの上の物置はブラウン管時代の良さですよねぇ。
ウチでは20年以上前、TVの上に鉢植え置いてました。
で、姉が水遣りをしくじって、ボカンしてくれました。 大晦日に。
別のTVがあったから良かったものの、恐ろしい思い出です・・・。