快聴亭夢想録

オーディオやゲーム・アニメ等、インドアライフを擬人化した機器と語ります。 皆々様、笑って許して下さい。(^^;

Fundamental SM10Z

2016年08月17日 | オーディオ&ビジュアルのアレ
姫「・・・娑婆の空気は美味しいですわ・・・。」
公女「あははははっ! お疲れだねっ、従姉さまっ! 伯母さまもお久し振りっ!」
女王「お久し振り。 変わらず元気な様で何よりです。」
姫「それにしても本当にこちらにいらしてたのですね・・。 いきなり休暇になった後は外界との連絡も遮断されてましたし、知ったのは先程でしてよ?」
女王「知れば全力で脱走を図るでしょう、貴女は・・・。」
公女「でも、聞けば色々と教えてもらってたみたいだねっ! 何をしていたのかなっ?」
女王「無論、極々一般的な家事と素養です。 いささか偏ったといいますか・・・才能開花が危ない方向に振り切っていましたので。」
姫「これで花嫁修業は完璧でしてよ! 特に料理・・・もう食べたら死ぬるとか言わせませんわ・・!!」
公女「従姉さま、ベタベタの中のベッタベタで、何作っても凄い料理になるってキャラ付けだったもんねっ!」
姫「キャラ付けとかメタな発言は控えていただきたいですわね・・・。 しかし・・・鬼神モードとなった母上からのマンツーマン特訓により、普通に上達しましてよっ!」
女王「・・・本当に苦労しました・・・。 どれだけ頑張っても、見た目美味しそうですが実は不味いとか、即席麺に湯を入れる程度だとか、TKGとか・・・。」
公女「これまたベタベタ過ぎて、まるでネズミの罠みたいだねっ!」
姫「折角ですから、わたくしが作ったお弁当を進呈しますわっ! 侍様用には100食分用意しましたが、余剰材料でお土産代わりに用意してきましてよっ!」
女王「一応毒味は済ませてますので、大丈夫ですよ。」
公女「なら有難く戴こうかなっ! (ぱくっ)・・・(ぱくっ)・・・・(もぐもぐ)・・・・・普通・・・・・」
姫「普通!!??」
公女「・・・とんでもなく普通・・・・コメント出来ないくらいに普通・・・・逆に印象に残らないくらい普通・・・・思い返そうとしてもどんな味だったか忘れるくらい普通・・・・」
女王「発音のイントネーションがおかしくなるくらいに、ですか・・・。 身内贔屓も働いて、そうではないと思いたかったのですが・・・・。」
公女「従姉さま、これ危険・・・・貰っても嬉しくないし・・・・かといって体に悪いどころか不味くもないから断ったり逃げたり出来ないし・・・・気を遣い過ぎて確実に人間関係に甚大な被害をもたらすと思う・・・。」
姫「そこまでですの?!! それでは・・・侍様の胃袋をドラゴンスクリューからの足四の字でがっつりグラップル!大作戦は・・・?」
公女「・・・・それ、『掴む』じゃなくて・・・普通に膝を破壊してるよね・・・・。」
姫「何ということですのっ?! 調理スキルの著しい上昇があったからこそ、侍様にまとわりつこうとする料理上手の泥棒猫達が来たと知っても余裕かましてましたのにっ!」
女王「確かに上昇は著しかったのですが・・・到達点が不憫なことこの上ないのです・・・。」
公女「・・・そしてここから独自色を追求し始めて、再度食べられない方向に堕ちて行くところまでがセットだね・・・・。」



戯休「ではここから正常運行。 今日はFundamentalのスピーカー『SM10Z』のお話をしましょう。」
女王「以前より発売されているSM10という機種の改良機でしょうか。」
戯休「うん、まぁずばりそう。 見た目的にはそう変わっていない様に見えるけど、それも当然で、主にネットワーク関係の強化が行われたとか。」
公女「でも、それってとても大事だよねっ。 いたずらにユニットを変えるよりも有効だと思うよっ。」
姫「ユニットが共通であっても、そこで傾向が大きく変化する部分ですわ。 甘く見る方はいらっしゃらない筈ですわ。」
戯休「残念ながらどこまで変わったかというのは、それこそ聴いてみないと判らないところにあるけど、今迄のSM10が好きな方なら恐らくは好ましい方向でしょう、きっと。」
公女「音のブランド的な個性は確立してるもんねっ。 合わなければそれまでかもしれないけどさっ。」
戯休「合えばもう全部を揃えていくほどにヘブンな世界なんだろうなぁ。 そこまで合う人というのは素直に幸せだと思う。」
女王「そこまでかどうかは判りませんが、主殿は合うほうなのでしょうね。」
戯休「普通に同社のアンプは憧れてるなぁ・・・。 それこそもっと高価な舶来品よりも。 そしてスピーカーも同様にね。 何度も欲しいウェーブが襲ってきたもんさ、SM10も。」
姫「特にデスクトップスピーカーを探してた時は、悩んで悩んでゴロゴロしてましたわね。」
戯休「してたしてた。 不思議なもんで、上級機のRM10よりずっと惹かれていたという。 一応は聴いたことがあるから、余計にそうなのかもしれない。」
公女「色なんかも凄い好みの感じだもんねっ。」
戯休「光沢のあるブラックボディにブルーのコーン・・・おお、おお、ビューティホー! ワンダホー!」
姫「しかし、今はもうデスクトップ関係はサブシステムとしてAVアンプを中心としたものを設置してますし、優先度も低くなりましたわ。」
戯休「でも、例のJPLAY関係のあれやこれやでニアフィールド遊びも堪らない魅力があると思い出しちゃったしねぇ・・。 憧れの気持ちだけは復活だな、うん。」
女王「こういうスピーカーは、前に話していた『良い意味で普通に鳴る』スピーカーにも通じるでしょうしね。」
戯休「そうそう。 狭い部屋に無理矢理そこそこ大きめのスピーカー入れてる俺がきっと忘れてる本質がそこにあるんだよ・・・。」
公女「部屋のボリュームに合う大きさのスピーカーってのは、もうそれだけで結構なアドバンテージだよねっ。」
姫「部屋で聴く面もある以上、本来は無視していい項目ではありませんわ。」
戯休「若気の至りだったんだよ・・。 あの頃の俺は血気盛んで、野望に満ち溢れていたんだよ・・・それが今では・・・。」
公女「中々のスーダラ節な人生になってるよねっ!」
戯休「・・・誠に遺憾に存じます。」
姫「つまり、体面上抗議はするけれども、心の中ではそうやぶさかではないということですわね?」
女王「その辺からして無責任男精神に溢れてきていますね・・・。」
戯休「♪炊事洗濯まるでダメ♪ ♪食べることだけ三人前♪」
姫「・・誰を見て歌っていますの? ねぇ誰を見て歌っていますの??!!」
公女「そうだよっ! 従姉さまは駄目じゃないよっ! ただこれ以上ないくらいに普通になっただけだよっ!!」
姫「・・・ぎゃふん。」

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« DSDは無事再生、だが・・・ | トップ | FEP EREO »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いなまる犬)
2016-08-18 19:31:21
こんにちは
このメーカーの製品は、オーディオ向上心に満ち溢れていた時期であれば、一も二もなく手を出したと思うんですが、我が家のリスニング環境の限界を何となく悟ってしまった今となっては、機器変更による限界効用の低さが予想されて、なかなか手を出せません。
とは言いつつも、RM10は人生最後のSPとして、いずれ手に入れたいですぅ。
原資は恐らく退職金しかないでしょうけど・・・・
Unknown (戯休)
2016-08-18 21:47:10
いなまる犬様、コメント有難うございます!

>我が家のリスニング環境の限界を何となく悟ってしまった今となっては

耳が痛い・・・何とも耳の痛いお言葉です・・・!
でも、堪らないですよね。 私もいかに現実が厳しかろうが、憧れる気持ちは止められません。

>RM10は人生最後のSPとして、いずれ手に入れたいですぅ。

プレーヤーやアンプはともかく、スピーカーは惚れたものと一蓮托生位の気持ちで付き合っていくくらいで丁度いい位に思ってます。 是非出来るだけ早く入手していただいて、愛できっていただけたらと思います。

退職金でとのことですが、現代日本、退職後も十分に遊べる時間は残っている事でしょう。 お互いに体に気を付けて、来るべきその日に備えましょう。

退職金が貰えるまで健康ならいいんですけど、私・・・。

コメントを投稿

オーディオ&ビジュアルのアレ」カテゴリの最新記事