STAX SR-009S

戯休「今日はSTAXのイヤースピーカー『SR-009S』のお話をしましょう。」
君主「旗艦刷新ですか。　思っていたよりも早い印象を受けます。」
戯休「基本的に息が長いしね。　とはいえ009にしたって、他のメーカーに比べれば充分息は長かったとは思うけど。」
旗本「ふん。　ばたばたと気忙しく変わるよりは好ましいというものよ。　頭であれば特にな。」
戯休「それにしてもイヤースピーカー・・・憧れるよねぇ・・・。　ヘッドフォンとは違う意味で憧れるわぁ・・・。」
君主「言葉遊びとかでなく、別物と捉える方もいらっしゃいますしね。」
戯休「実のところ、先月、もうちょっと勢いがあったら買ってた状況だったよ、STAX。　ほら、限定版のやつをさ。」
旗本「ぬぅ・・。　限定版のものがまだ買えたということか。」
戯休「一度に全数生産でなく、数ロットに分けてのものだったみたいでね。　いやぁ、丁度色々モヤッてたし、本当にあと一歩だったよ。」
君主「そもそも何でその時期に買おうかと思ったんです？」
戯休「PCオーディオ再復活させたりしたら、まずはまた卓上で遊ぼうかなと思ったりしたもんでね。　他にも、模様替えしてもそれならそれだけで音楽楽しめるし、セッティングする際のちょっとした定規にもなるかななんて思ったり・・。」
旗本「ふむ・・。　で、どう自己批判して思い留まったのだ？」
戯休「中には6月出荷とかあったからまだ時間はあるとか、少し時間を置くと、別のものが必要になったりしないだろうかとか、色々。」
君主「結果的に我慢して正解でしたか？」
戯休「正解だった・・・。　欲しい気持ちは今でもあるけど、今そうする必要は確かに無いと思えたんだ・・・。　諸々出費もあるし。」
旗本「結構。　もっとも、そこでそれを購入したとて、今日のこれで悔しい思いをすることはなかったろうがな・・・。」
戯休「そら値が違いまんがな。　こっちはこれだけで税抜46万円でっせぇ？」
君主「最高値更新、ですか・・・・。　そこまで何かしら手が加わっているのですか？」
戯休「細かく手は加わってるみたいだけど、一番大きな変更は電極らしいよ。　空いた孔の縁を滑らかにして、更に金メッキ処理をしたそうな。」
旗本「重要な部品でもある故、影響は大きいのだろうな・・・。」
戯休「勿論、どこまでどう良くなったかはわからないけどね。　更に言えば、悪くなっている可能性だってあるわけで。」
君主「そうでしょうね。　少なくともアナログ的要素の強いものは、確実に良くなるであろう事をしても逆効果になることがあります。」
戯休「STAXなら大丈夫・・・というのは俺がそう思いたいとうのが一番なところで。　実際どうかは聴いてみてのお楽しみっすわ。」
旗本「これで、SR-009所有の方々も皆買い替えたいと思うほどの出来であれば面白いのだがな。」
戯休「だねぇ・・・。　益々縁遠くなっちゃったけど、引き続き指を咥えて眺めているとしましょう。」