今日、来店されたお客様から、こんな話を聞いた。
「魚沼コシヒカリ、今年、いいのが出来てるの?地震であんなに田んぼが被害にあったのに・・・」
私は、こう答えた
「確かに、地震で田んぼは、かなり被害を受けています。土も変わっているでしょう。だから品質は落ちると思います。」
すると、お客様は言う
「そしたら、どうしてこんなに高いの?」と言われるので、ここで、こう説明した。
「私どもの仕入れる玄米価格は、コメ価格センターで行われる入札の価格で決まります。魚沼コシヒカリは、皆さんが欲しがるお米なので、どうしても、価格が高くなるんです。ですから、”おいしさ”と”価格”は比例しません。」
このお客様は、前回は、まだ”魚沼コシヒカリ”の新米が入荷していなかったため、”夢ごこち”を購入された。そして、このお米が大変おいしかったようだ。何しろ、”夢ごこち”は、”冷めても固くならない低アミロース米”で、食感も違うため、おいしいと感じられるお客様が多く、今や当社のベストセラーになっている。
でも、価格は、魚沼に比べても、かなり安いのだ。
結局、このお客様は、迷われた結果、
「今回は一度、今年の魚沼コシヒカリを味わってみる。」ということで、”魚沼コシヒカリ”をお買い上げになった。
本当においしいお米=価格が高い
という理屈でない今のお米の価格。
”魚沼”というブランド力だけで、価格が決まっている今のお米市場。
おかしいと思いません