美味しいお米を大切な貴方に! BLOG 『HIRO’s Diary』 

お米の専門店の店主が、日々想う事、今日あった出来事などを中心に書いてます!!かなり趣味の部分も多いけどね\(^_^)/

新米穀年度のスタート

2007年11月01日 16時50分16秒 | お米

今日、11/1は、我々米穀業者にとっては、区切りとなる日、今日から平成19年度米穀年度(通称:19RY)が始まります


米穀年度(べいこくねんど)とは、日本で米穀の取り引きに関わる年度のことです。

米は日本の主食であるため、日本の行政機関の1つである農林水産省が食糧管理法に基づき、その生産や流通までを長らくのあいだ一貫して管理してきました。

米穀年度は収穫を基準にした年度ですから、その年度の開始は、11月1日から翌年の10月31日までの1年間を区切りとしています。

したがって、1月1日から12月31日という一般的に理解されている1年の区切りや、日本の行政機関で慣例となっている会計年度とも一致していないのです。

また、市場に流通している米は◯○年度産という表示が行われていても、米の収穫時期には早場米から遅場米まで相当な幅があって、米穀年度が実際に収穫された暦日とは一致していないため誤解を生じる恐れがあります。

つまり、11月になるまでに、たいがいの産地では新米が収穫されていて、平成19年度産は、今日を待たずして流通しているのです。

我が社の場合も、今、販売しているお米、店頭に並んでいるお米は、業務用のお米以外は、現在、たいがい新米100%になっています。

また、新米・古米という通俗的な区分は、その基準が一層あいまいです。

JAS法に基づく表示の規定では、その年度のお米いわゆる新米が翌年1月1日以降に精米した場合、袋に”新米”という文字を表示出来ないことになっています。

古米に関しても、新米が穫れて初めて、昨年度の米が古米となるわけですから、収穫の時期が、現在のように7月中から11月上旬頃までと幅広くなっているので、古米と言う時期もむずかしいです。

そういう意味では、米穀年度が11月からというのも、おかしい話ですよね

今年の場合、新米の収穫が遅めだったためか、新米の流通も緩やかです

そして我が社にも、まだまだ古米という平成18年産米が残っています

これらのお米は、業務用のお米に使うのが常ですが、そんな中に、こんなお米がありました

宮城県産ササニシキです。

確か、米卸に頼まれて、少しだけ仕入れたお米です

ササニシキ・・・・一昔前、”コシササ神話”と言って、”コシヒカリ”と”ササニシキ”という2大品種が、この米業界の中心になったんです

そして勝ち残ったのが、ご存知”コシヒカリ”、”ササニシキ”は店頭から姿を消していきました

そこで「ササニシキ」復活!を考えてみました

お米の袋を倉庫で探してみると、きちんとビニール袋と箱に入って残っていました

ということで、来週精米して、スポット販売してみます

来週は、”トライやる・ウィーク”で中学生が3人、体験実習に来るので、炊飯もするつもりです楽しみだね

 

 


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