ステップ11の続きです。側面スカートのA35、A36においてガルパン仕様への改造を施します。A27は劇中車にありませんので不要です。
側面スカートのA35、A36において改造するのは上図のペン先で指した箇所です。段差が上下で並行になっていない部分(やや上に出っ張る部分)がありますが、これを劇中車のように全て並行に直します。
劇中車の該当箇所は、全ての段差が並行になっています。これに合わせます。
まず、マスキングテープを上図のように、段差の下の部分と並行になるように貼ります。これによって、段差の上の部分の僅かな出っ張りが可視化されます。この僅かな出っ張りをヤスって削り取ります。
削り取って改造した状態です。段差が全て並行になりました。
続いてのガルパン仕様への改造箇所は、上図の左右のエアクリーナーの側面部分です。御覧のようにキットのパーツでは左右のエアクリーナーの側面部分がフェンダー側面よりも内側に位置しています。ガイドの指示通りにエッチングパーツの側面板を貼っても、まだ内側にあります。
ところが、劇中車においてはその側面板が外に張り出しており、見た感じではフェンダー側面よりも外側に位置しているような状態です。しかも上下二つの板を合わせているように見えます。
個人的には、フェンダー側面と同じ位置に出ている、とみていますが、キットのエッチングパーツでは厚みが不足します。
そこで、エッチングパーツのX6およびX17は使わないことにし、プラ板で同じ形状のパーツを切り出して自作することにしました。まず上図のように0.5ミリ厚のプラ板を貼り付けました。
続いて0.2ミリ厚のプラ板で上図のように下部パーツを作って貼りました。
これで大体の形になりました。張り出し具合も、フェンダー側面と同じレベルになりました。左右とも同様に改造して完了しました。
ステップ12からは砲塔の組み立てに進みます。砲塔の各所にガルパン仕様への改造箇所がありますので、順に紹介します。
ステップ12では砲身を組み立てます。砲の筒先のパーツは劇中車に合わせてDa21を選択します。ステップ13では砲塔の下部を組み立てますが、ここのガルパン仕様への改造がかなり複雑になります。ステップ14では砲塔上部などを組み立てますが、ここでもガルパン仕様への改造が多岐にわたりますので、順に紹介します。
ステップ12で組み立てる砲身のパーツ類です。砲の筒先のパーツはDa21を選択します。
組み上がりました。ジョイント部分にあたるDa13は接着せずに可動とするので、上図の状態で保管しました。
ステップ13に進み、砲塔前面部のDa14と組み合わせました。ここまでがガイドの指示通りの工程で、次の砲塔下部の組み立てにおいて複雑なガルパン仕様への改造を行います。次回で詳しく述べます。 (続く)