月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

クリエイター

2010-05-16 21:47:51 | 日記
ねずっちという芸人がいる。
なぞかけ芸が売りで、お題に対し、答えを解き出し、その心つまり理由を明かす。

笑点とかでお馴染みだが、ねずっちのはともかく早い。そして的確で、ウィットに富んでいる。

私は、このなぞかけは大の苦手。たぶん、ねじり鉢巻きで数時間かけても浮かばないだろう。

このねずっちの頭の回路はどんな風なのだろう?

天才としか表現できないな。

たまたま今夜、このねずっちの悩についてテレビ でやっていた。

なぞかけをする時ねずっちは、お題を映像で思い浮かべ、いくつもキーワードを出すらしいのだが、左右の悩をフル回転させているらしい。

圧巻である。

私には彼のようなセンスも才能もないが、
料理のレシピを考えるのはまあ得意な方だろうか。

材料を見ると、映像が浮かび、レシピが生まれる。とても自然に。

私は21才から23才までの二年くらい、弁当工場で働いていた。
そこは一日1500食ほどの弁当を出していた。
私は厨房を希望していたが、栄養士が足りないという理由と、おやじ集団の厨房には若い女の子はいらないという理由で、栄養士の仕事を頼まれた。

弁当は日替わり三種類と特別弁当、他に朝夕の寮食もあり、献立表は当時手書きで、発注も全て電話連絡。とても手間がかかる上、限りなくハードだった。

何しろ、あまりの忙しさで電卓と電話の数字を押し間違うくらい。毎晩8時くらいまで残業していたよ。時に泣きながら。

今思えば、かなりのブラック会社だったなあ。

でも仕事は好きだった。自分の献立が料理になりお客さんのもとに運ばれる。そして、弁当箱のふたを開けた時の顔を思い浮かべると、嬉しくてわくわくした。

あの時代の努力と苦労は、月水食堂のお弁当に生きているかな。