月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

本気なら…

2010-05-15 10:45:36 | 日記
今朝、ダニエルさんが電話をしてきた(仮名、日本人です)。

夕べ参加したAA(アルコール依存者の自助グループのミーティング)
の感想を伝えてくれたのだ。

うまくいかなかった過去
うまくいかない現在
そして
うまくいきそうにない未来

点で散らばってきたこれまでの生き方を見つめなおして、
本気で線で結ぶ気があるのなら
手助けするよ。いつでも 。
でも、なんでそんなに破壊的になる?
集団がこわいって?わかるよ。さんざんな目に遭ってきたんだもん。

あなたの居場所を知っているのはあなただよ。

お酒とさよならするためのミーティングに、
お酒を飲んでからでなきゃ行けないなんて…

「飲んできたよ」
「そう…」
なんだか胸が、かきむしられるようだった。

ダニエルさんの、噛み締めた唇と握りこぶし。赤ら顔。

懸命に一人で立っているんだね。

私は、何ができるんだろう?

人は、今まで必死にしがみついていた幻想(依存対象)を手放すことができて、初めて開放される。

でもたぶん、その自由さには果てしない孤独がつきまとうんだね。
エルディム2班のメニューです。

精進揚げ かき揚げ 南瓜 海苔 なす

棒々鶏 えんどう豆とゆかりのごはん みそ汁

後味の悪い映画

2010-05-15 07:00:52 | 日記
映画好きの私は、時間を無理矢理あけては最寄の映画館に走ります。

いい映画の基準は、最初から引き込まれるインパクトがあること。

そして、見終わった後に余韻が残り、観客にたたみかけるメッセージを与えること。

私は、あまりメジャーな娯楽映画より、地味でも深い味わいのある作品が好みです。さわやかな気分にさせてくれたなら最高!

逆に結末に救いがなくて残酷きわまりなかったり、道理的に許せないものも沢山観てきました。

最近観たふたつの作品は、何だか気分が重苦しいなりました。

そのひとつが、ディカプリオの「シャッターアイランド」

これ、かなりの心理トリックというか、ぼんやり観ている事のできない作品。気味が悪いシーンも多く、謎も多く、深読みしながら真実を追っていくと、自分自身も何が本当なのか信じられなくなる。
妄想と現実、嘘と誠意の狭間で人は生きているのかなと観念的になりました。
ただ、救いは中年になったディカプリオの、涙をためた瞳に、何度かどきりとしながら楽しめたことかな。(ミーハーだねf^_^;)

もうひとつの作品、これは何部門かのオスカーノミネート話題作。
アパルトヘイトや難民問題をエイリアンになぞらえ痛烈に風刺した
「第9地区」

これ、すごいグロいんですわ。海老風のエイリアンがもうすごくリアルだし、エイリアンのウィルスに感染した主人公に対して、会社組織も家族も皆敵に回り、徹底して滅亡させようと追い詰める。主人公は逃げまくり、何が何でも生き延びようと闘う。信じてた妻にも裏切られつつ孤高に、愚かしく、時に残酷に。

あ~二時間に満たぬ短い作品なのに、やたら長くくどかった。
グロい、グロすぎた。
だからエンドロールの最中でも、退席する人が後立たなくて…

テンション下がる↓よなあ。

やっぱ、映画には希望がなくちゃね!!