月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

働き者は重宝されます☆

2010-05-12 07:52:21 | 日記
また肌寒い日に戻り、体調管理に苦労してます。
(>_<)
今日は午前中に自立支援会議がありました。はあ、疲れました。会議は苦手。無駄に神経を使うのです。

午後からは、メンバーの佐川君を連れ、車で40分ほどの会社へ、内職の割箸9箱を納品に行きました。

佐川君は本名ではなく、荷物を片手に走る姿が、佐川急便の配送員さんに似てるから、ここでは佐川君と呼ばせていただきます。

佐川君は40才の、たぶん自閉症の男性。軽い知的障害があり、メンバーとなってもう3年近くになりますが、ほとんど言葉を発しません。

でも、長年小さな工場で真面目に働き、重宝されてきました。逆に事業主から暴力的な仕打ちも受けてきました。それでも、他人に対し自己主張をしない彼は、じっと耐えてきたのです。

いい人なんです。言われた事はきちんと覚え、真面目にていねいに取り組みます。

うちの事業所はスタッフ5人、全員おかあちゃんなんです。
だから、箸やその他重い荷を運ぶ時に、彼はとても強い味方です。

配達時、信号待ちで、小学生の集団をみかけました。せっかくの遠足なのに、小雨に濡れて歩いていました。

ふくらんだリュック、色とりどりの水筒。ゴムのついた体操帽。半ズボンからのぞいた小麦色のふくらはぎ

彼も私も、しばらくみとれていました。自分のこども時代と重ねながら。

そして私は彼の幼い頃の姿を想像しました。

ね、佐川君、あなたは遠足で何を見た?

おにぎりはいくつ食べた?

友達と遊びながら、笑ったことあるかな?

不快感や痛みばかりじゃなくて、喜びを感じた事ありますか?

そういえば、あなたの描いたネコちゃんは、自信にあふれて笑っているよね!!