月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

お酒の魔力 1

2010-05-07 08:25:30 | 日記
私は決して酒豪ではないが、最近、お酒っていいもんだなあと改めて思う。

酒には人を元気にしたり、人と人とを親密にする魔力がある。

もちろん逆に、厭世観に陥りくよくよと後戻りしたり、自暴自棄になり、周りを傷つけたりする危険もある。

酒の魔力を借りて、酔いを楽しむことができる人は、等身大の自分を知っている人ではないだろうか。

自己否定の強い依存的な人にとって、酒は危険な相棒。

酒はあくまでべルボーイ。ほろ酔いという部屋の導入までが本業なのだ。

だから、泥酔して問題を起こし、「記憶にありません」なんて言い訳にならない。酒に飲まれたのは自分の弱さです。

未成年の頃から酒は飲んでいたm(__)m


K市に就職して、寮生活を送る中、職場の先輩にさんざ拉致?され飲まされた。

お前は強いな。顔に出ない。

それを褒め言葉と受け止め、注がれるだけ飲み干した。

居酒屋、スナック、さらには先輩らの部屋まで梯子し、二日酔いで夜明けを迎えるといった恐ろしい場面も多々あった。

あ~ぞっとする〓若さゆえの無防備さ(>_<)

以前綴った男女混合社員寮の「若竹寮」の同期ともよく飲んだ。

若竹寮の真横には何と、東海道新幹線が通っていた。

頻繁に飛び交うすさまじい轟音。火花のような光、部屋はかすかに揺れたような…

どんな環境でも慣れてゆく。人間ってすごい。

そんな若竹寮の近くにあったレストラン「葦」が懐かしい。


三角の屋根、趣のあるひなびた洋館だった記憶がある。
ドアを開けると、そこは不思議な空間。「葦」ワールド。

その「葦」で、若竹寮の新入社員であった私たちは、安いビールとおしゃれなつまみで語り、はしゃいで酔いしれた。

なんてことない話題に燃え、なんてことなく生きていた。でもいつも全開だった30年前の私たち。

店側は、この集団がたぶん未成年であることは、周知のことだったろう。