天皇陛下が18日に冠動脈バイパス手術を受けられましたね。心臓手術の中でも、心臓を動かしたまま冠動脈にバイパス血管を縫いつける「オフポンプ術」と言われる高度な技術が必要とされる手術だったそうですが無事に終了して良かったです。
陛下も手術の際は正中切開ですから私と同じように胸骨を縦に切開して最後にそれをまたワイヤーで繋いでということをした訳ですね。胸骨を切開した人間にしか分からないことですが、術後半月ぐらいまでは咳やクシャミをする時はこの切断した胸骨がとても痛むんですよね。陛下も今はクシャミをされるととても痛いはずです。暫らくは大変でしょうが、どうぞ頑張ってリハビリして頂きたいと思います。ご退院まで2週間ほどだそうですが、ご高齢なこともあり感染症など合併症がないことを願っています。予定通りご退院されますこと心より祈っています。
ところで、明日2月21日は私が心臓手術を受けた記念の日です。2009年の2月でしたからもう丸3年が経過しました。
昨年心拍数が30台になったりもしましたが、現在の安静時の心拍数は40台前半で落ち着いています。また不整脈も最近はまったくないようで、その自覚はありません。心臓のことで外に心配なことはありませんので、現在のところはもうすっかり健康人だと思っています。そして続けてきたマラソンも今年の1月29日の勝田全国マラソンでは3時間25分40秒という好タイムでゴールできましたし、本当に私の心臓は元気そのものです。
写真は正中切開した胸の手術痕です。3年経って傷跡はもうだいぶ薄くなりました。ただ、写真でも分かる通り胸骨を繋いでいるワイヤーがポコポコと盛り上った様に見えて目立ってきました。
これは毎月300km走ったり、筋トレをやっているお陰で胸の脂肪が無くなってしまったために目立つようになったんです。
でも腹ばいになった時に当たって痛いとかではないし、見た目に目立っても不都合なことは何もないのでまあこのままで良いでしょう。
さて、順序が後先になってしまいましたが今日は私の58歳の誕生日です。心臓手術は誕生日の翌日だったんです。なので私の誕生日は2日続きなんですよね。
2月20日が一度目の本当の誕生日で、2月21日は心臓が元気になって再度動きだした、生まれ変わった日としての二度目の誕生日です。本当は20日に手術をしてもらえれば良かったんですけど、先生の都合もあるので無理は言えませんでした。
私の夢は80歳になってもフルマラソンの大会に参加し完走することです。そのためにも私の心臓くんにはまだまだ元気で動き続けてもらわないと困ります。他の臓器もそうですね。全ての臓器が元気に働いてくれることを願っています。そしてその為には普段の生活、食事の面やアルコールの摂取量等で摂生をしなければいけないことは良く理解しているつもりです。せっかく元気になった心臓ですから末永く元気で動き続けてくれるように今以上に気をつけて自分の夢を叶えようと思います。そして妻と2人の息子たちのためにも。
58歳の誕生日、心臓手術をした記念日を迎えるにあたって改めて強く思った次第です。