WBC(よくボクシング団体が抗議しないものです)で日本が連覇を果たしました。決勝戦は手に汗握る激闘でした。イチロー選手をして「神が舞い降りた」と言わしめるのですから。
一連の記事のなかで、アメリカの選手のコメントがとても印象に残りました。
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準決勝で松坂から先頭打者本塁打を放ったロバーツ(オリオールズ)は、「日本と韓国は、とても基本に忠実な野球をしている。誰もが学ばなければならないことがそこにある。米国はそれができていない。不幸なことだが、大リーグは金や契約の話ばかりになっているのが現実だ」と脱帽した。
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ここでいう基本に忠実とは、勝利のためにヒットやホームランを狙うこと。金や契約の話ばかりになっているとは、ホームラン1本につきナンボ、といったインセンティブ契約など、自分の懐をむいて野球をしていると勝手に解釈しました。
さて、私たちの関わる防災分野ではどうでしょうか。基本に忠実であることとは、市民社会に直接関わり必要に応じた調査・対策を提示し、依頼者の納得を得ることと言えるでしょう。そして、本来税金を使った公共事業もそうあるべきです。
しかしどうでしょう。仕事を得るために資格試験の替え玉受験があったり、まともにできないのを分かっていて”安さ”を”技術力”より優先させて低額でもとにかく仕事をとること、それこそ金や契約の話ばっかりになっていないでしょうか。
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