防災ブログ Let's Design with Nature

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防災格言より

2010年02月27日 | 災害の記憶と想像力

『 どんな災害、天変地異も、人間には防ぎようがない。 』

立松 和平(1947~2010 / 作家 日本ペンクラブ会員・理事)

テレビ朝日系の報道番組「ニュースステーション」の出演で有名な作家の立松和平(たてまつ わへい)氏は、早大政経学部在学中に「自転車」で第1回早稲田文学新人賞を受賞。宇都宮市役所などで勤務の後、1979(昭和54)年から文筆活動入りし、1980(昭和55)年「遠雷」で野間文芸新人賞受賞。2002(平成14)年には歌舞伎上演台本「道元の月」で大谷竹次郎賞を受賞。パリ・ダカールラリーに出場するなど行動派の作家として知られる。
格言は、浅間山噴火による天明の大飢饉を描いた著書『浅間』(新潮社 2003年)について、2006(平成18)年2月28日に都内で開催されたスピーチ(「日本ペンクラブ 名スピーチ集」(集英社 2007年))より。

――――いい世の中だったら最小限の被害にとどめられても、悪い世の中だったら、天明の飢饉のように被害が限りなく増幅していってしまう人災ともなっていくのです。
歴史上最悪の火山噴火による災害があったが、人は生きているかぎり最後の生命力をつないでいかなければならない。災害にみまわれた時に最後の生命力をつないでいけるような、そういう物語をつくりたいと思いました。
希望は語らなければならない。絵空事ではなく、ひとつひとつ「生」を積み上げていって、登場人物が生きられるようにできる、それが文学の力だと思います。

立松和平さん、、、、すきだったなあ

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