石垣島レポートその2です。
美しい海に、ときどきでっかくてごつごつした岩がありますね。
たぶん、これは津波石です。
1771年の明和大津波だけではないと思います。
きれいなサンゴに目を奪われがちですが、過去の災害の歴史の黙示録として、不気味な静けさを保っています。
これをみていて、氷河期の迷い石を思い出しました。
北米大陸には、約1万数千年前の氷河の後退にともなって、岩盤の割れ目が破壊されるなどして残存したものと言われていますが、まわりの風景からみて異様である巨大な石は、地球環境の変遷を語っているのです。